釜山大学の卒業式に潜入してきましたぁー
アニョンハセヨ、プサンナビです。旧正月がついこの間なんて思っていたら、もう3月に!春はもう目の前という感じですが、春いえば卒業・入学の季節ですよねー。韓国も日本と同じく春は出会い・別れの季節でもあるんですが、韓国では2月が卒業シーズン、そして3月が入学シーズンになっています。ということで、今日は釜山でも名門中の名門、釜山大学の卒業式にお邪魔してまいりました。そしてもう一つ、この卒業式で卒業された日本からの留学生へのインタビューもありますので、お見逃しなく!
卒業式へたどり着く前に数十軒の花屋さんを通過!
卒業式の時間に合わせてナビも釜山大学に向かったんですが、行って見てびっくり!正門100mくらい前から花屋さんのオンパレード!道に隙間もないほど、ズラッーと並んでいます。市場の客引きのような感じで、道行く人に「一つ10,000ウォン~!」と大きな声で叫びながら商売をしています。ちょっと引いてしまいそうなほどの迫力ですが、道いっぱいに並んだ花からとっても良い香りがして、卒業式の雰囲気を盛り上げてくれている感じ。後輩や卒業式にかけつけた両親、親戚など皆さん一人一束買っていましたよ。
記念撮影や後輩のお祝いまで!
会場にたどり着くだけでも大変!というくらい、正門から人・人・人でいっぱい。それに加えて、皆さん立ち止まっては記念撮影をしたり、サークルなどの後輩たちが先輩の卒業を祝うパフォーマンスを行ったりと賑やか!また、ここはお祭りなのー?と思ってしまうほど、綿菓子や栗、風船などの露店が構内にも出店されていたりしていました。いや~本当に賑やかな卒業式なんですねぇー。
学科ごとに各教室で行う卒業式
大講堂で行うのかな?!と思いきや、学科ごとに分かれて普通の教室で卒業式が行われました。ナビが潜入したのは日語日文学科だったんですが、まずは卒業式に欠かせないマントと帽子を大学側から借り、会場の教室へ向かいます。ナビは時間ピッタリに行ったんですが、なんと卒業生はもとより、教授たちの姿も見当たらず。どうしたのー?と思っていると、集まりが悪いので開始を30分遅らせるという案内がありました。
30分後になるとぞろぞろと卒業生が集まり、卒業式が始まりました。思ったより生徒が少ないなぁーと感じたナビ、尋ねてみると卒業する学生が全員来ないんだそうなんです。すでに就職していて忙しかったりと事情があって・・・などなど出席したのはクラスの半数くらいのようでした。後は教授の挨拶から始まり、生徒代表の挨拶、卒業証書贈与と式は30分ほどで終了。
ここで今回卒業された日本からの留学生の小松清香さんへインタビューしてみました。
ナビ:ご卒業おめでとうございます。4年間、外国での大学生活はどうでしたか?良かったこと、大変だったことを教えてください。
小松さん:韓国に留学していてあれですが、一番大変だったのは、英語の授業でした。英語は必修で、しかも釜山大学生の英語力がとても高いので、授業のレベルも高く、テストも難しくて、韓国語よりも英語で悩むことが多かったですね。良かったことは、大学に入る前、半年ほど語学学校で韓国語を学んだんですが、そのときには感じられなかった韓国人の本当の姿や文化を肌で理解できたりしたことですかね。
ナビ:日本人だったから困ったことや得したこととかありましたか?
小松さん:授業の内容などを理解するのが大変だったってことですかね。でも、クラスメートたちが助けてくれたりして、4年間乗り切れました。
ナビ:4年間で卒業できた秘訣はなんですか?
小松さん: テスト中はもう勉強のみって感じの生活にしないと、ついていくのが精一杯でした。だから周りの韓国人がしているように、テスト中は朝6時の開館時間から夜の9時までテスト勉強をしましたし。基本的には出された課題をしっかりこなせば、4年間で卒業は可能ですよ。
ナビ:これから、釜山の大学に留学したいと思っている方へのアドバイスやメッセージなどありましたらお願いします。
小松さん:まずは、韓国の学生は一生懸命勉強するので、彼らと同じようにやっていければ授業やテストなど、なんとかこなせると思います。また、学校の友達をたくさん作るということも、大学生活をやっていく上で重要だと思います。
ナビ:今日は、本当におめでとうございます。そして、インタビューありがとうございました。
韓国の卒業式の様子いかがだったでしょうか?日本とはちょっと違うところはありますが、やはり子供の成長を嬉しがる両親たちの暖かい視線は同じだなぁーと感じたナビでした。卒業生の皆さん、本当にご卒業おめでとうございます。そして、インタビューを受けてくださった小松さんありがとうございました。以上、プサンナビがお伝えしました。
関連タグ:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2006-03-08