柔らか絶品ミノと、脂身たっぷり丸腸の伝統の店
アンニョンハセヨ、プサンナビです。プサンナビの中、もっとも人気となったお店の一つとして上げられるお店がありますが、さらに観光地でない場所なのにたくさんの日本人観光客が足しげく通う名店が今日ご紹介する「オマッチッ」。もちろん、日本人観光客だけでなく、釜山でもホルモン3大名店のひとつとして上げられるほど、地元の方にも大人気のお店として知られ、人気、味、そして伝統とすべて兼ね備えたホルモンの名店なんです!今日は、そのオマッチッをご紹介します~。
釜山の元祖店!50年の歴史を誇るホルモンの名家
お店は、ご存知の方も多いと思いますが、観光地ではなく閑静な住宅地の中にひっそりとあります。近い繁華街、南浦洞(ナンポドン)からタクシーで約10分ほど、もしくは、地下鉄1号線を使いトンデシンドン(東大新洞)という駅から歩いて5分ほどのところに位置しています。小さい路地の中にあるお店なので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、誰でもわかる名店なので、店名を出して聞きながらいけばたどり着くことができますよ。
現在のお店は、リニューアルされきれいな建物に変わっています。1階部分は駐車場になっていて、すぐ脇の階段を上っていくと2階にフロントがあります。2、3階でも食事ができるようになっていて、個室も完備してあります。木を基調とした店内は、温かい雰囲気で食事が楽しめるようになっていますよ。
オマッチッとはどういう意味?!名店も名店となったお店にふさわしくない意味の店名なんです。オマッチッとは、「小さな家」というお店で、50年ほど前にお店をオープンさせた当初の小さかったお店を取り付けられたお店なんだそうです。50年?!と驚かれた方!そうなんです、こちらのお店の創業は1954年で、現在のお店の駐車場の場所にお店をオープンさせたことが始まりということでした。釜山のホルモン屋さんの中では一番歴史があるんだとかで、創業させたおばあさんは、現在の社長さんからさかのぼり3つ前の世代に当るんだとか。現在の社長さんは、3代目になっています。
有名人も足しげく通う名店!釜山で3大ホルモンの一つといわれているだけに、釜山人は誰でも知っているお店!夜は行列ができるほどの人気で、味は釜山人が認める名店なだけに釜山を訪れる有名人や政界人も多々!その中でも、以前の韓国の大統領、金泳三のお気に入りのお店だったようで、議員時代にはかなりの回数を通ってこられたんだとか。そのほかにも、チャンドンゴンなどの日本でも人気の俳優さんも訪れたりしているということでしたよ。最近来た芸能人は?という質問に、「多すぎて・・・」とはスタッフ。芸能人の皆さんも釜山にきたら、ココ名店でホルモン!という構図になっているんでしょうね~^^
ミノ・テッチャン・コプチャンなどのホルモンからカルビまで絶品のオンパレード!
それほどまでに絶品と称される料理はどんなものなの?と思われている方も多いですよね!ということで、お店いただける絶品のメニューをご紹介していきます。また、他店と比べると、おかずはそれほど多くは出てきませんが、主役をいい感じで補佐するようなそんなおかずが少し並びます。また、すべてのお肉をつけていただくようになっているタレが絶品なんです。甘しょっぱくて、ちょっとピリッとしていて、日本人のお口にちょうど合う味付けになっています。このタレが大好きでお店に通う~って方もいるそうですよ。
・トゥギャン(上ミノ)
500キロの牛から300グラムしか取れないという貴重なトゥギャン。オマッチッ特製のタレでやわらかく仕上げています。写真で見てもらうとわかるように、見た目はとてもプリッとしていますが、口に入れてみると、コリコリという食感のあとにやわらかくなります。臭さもなく、本当に上ミノといった感じです。このメニューは、オマッチッの看板メニュー。
・テッチャン(丸腸)写真の通り、牛の大腸が丸いまま、そのまま出てきます。スタッフの方が、外側が少し焼けたら、大腸の中にある脂を少し取り除きながら、焼いてくれます。脂がとても多いので、煙や火がかなり多く出ますが、テーブルの上に設置してある煙をとる機械がきれいに吸い取ってくれますので大丈夫です。実は、ナビ、このオマッチッでも一番お気に入りのメニューがこちらのテッチャン!!口の中でとろける味とでも言いますか、本当に絶品です。甘みがこの脂に凝縮されています~^^
・コプチャン(小腸)
ちょっとグロテスクな感じもしますが、食べてみると食感が楽しめる一品です。ガムのような感じで、コリコリとています。
・ヨムトン・コンパル(心臓<ハツ>と腎臓)
隠れメニューとして、こちらのお店の穴場的な人気メニューがこちら。レバーのような感じですが、食べてみるとビーフジャーキーのような甘みを楽しめますよ。臭みは全然感じないほど、新鮮です!
やヌルンジ(おこげ汁)と麦ご飯をチョイス!
お肉をどんなにたくさん食べても最後の食事を欠かさないのが韓国料理!こちらでは、〆に食べれる食事も人気のメニューがあるんです。そちらは、ヌルンジといったおこげ汁と麦ご飯なんです。何も飾りのないおこげにお湯を注いだものですが、懐かしいそんな味が楽しめますよ。また、しっかりとした難いご飯という方には、麦ご飯もあります!こちらは、ビピンパッのようにおかずを混ぜ混ぜして食べれるようにおかずとコチュジャンが出てきます。白米が食べたいという方へは白米も準備してありますよ。ご飯と一緒に出てくるのが、テンジャンチゲ。お肉を焼いた炭火の上にお鍋ごと載せて、グツグツと煮詰めながら頂きます。お食事の最後には、シッケ(韓国の甘い冷茶)が出てきます。
いかがでしたでしょうか?以前からお店のファンだった!という方はもちろんのこと、写真を見てたらホルモンが食べたくなってきちゃったぁ~!なんて方もいるのではないでしょうか?ナビも取材しながらお食事させていただきましたが、本当にほっぺたが落ちてしまう・・・という勢いで美味しく頂きました^^観光地にある美味しいお店もいいですが、こういった地元の人が認める名店で釜山の味を楽しんでみるのはいかがでしょうか?以上、プサンナビがお送りしました。