コソンボムヨンタングイ

元プロ野球選手のお店ということだけでなく、お肉の新鮮度、厚さなどが評判を呼び、低プライスでおいしいお肉が食べれちゃうと人気になったんだとか。学生街ということで、どうしても価格を抑えて商売をしなくてはいけないので、お肉の質を下げたり、冷凍の肉を解凍したものを使ったりしてお店を経営している人が多いのが釜山大学前の食堂です。とは店長さん。

「でも、うちは肉の新鮮さを落とさず、最低の儲けの中でお店を切り盛りしているんですよ。どうしても名前だけが有名になってしまうので、肉の質が悪かったり、美味しくなかったりすると、名前だけだ、といわれてしまうじゃないですか！」とお肉の説明をしてくださいました。

冷凍の肉はメニューの中で一つだけで、後は全部生の豚肉を使用しているんだとか。こういった有名なお店は名前負けするところが多い中、こちらではしっかり肉の質、新鮮さなどにも力を入れている本格的な焼肉屋さんでもあるんです。

元プロ野球選手の社長さん、店長さん！
冒頭でも触れましたが、こちらのお店の看板はなんと言っても社長さんと店長さんが元ロッテジャイアンツのプロ野球選手ということ。がっしりしたお二人は、見た目だけでもスポーツマンといった風格。お二人目当てにやって来る女性客もいるんではないかな？！と思ってしまうほど、素敵な方達でしたよ。お店のご主人、コ・ソンボムさんは、1993年に釜山をホームグランドにしているロッテジャイアンツに投手として入団し、その後1998年までプレーし、翌年、こちらのお店の経営を始めた方。そして、店長さん、ナ・ガンホさんも1995年から1998年まで同じロッテジャイアンツに外野手として所属した方なんです。お二人は高校時代からの先輩、後輩という仲なんだそうで、その縁でお店を任されているんだとか。

元野球選手のご主人と店長さんがいらっしゃるお店なだけに、現在現役でプレーする野球選手も時々お店に顔を出すんだとか。以前、ナビがこちらを取材したときもロッテジャイアンツの人気投手のパク・チチョル選手が訪れていたりしていましたよ！お店の壁には今まで訪れた選手のサインや写真がたくさん飾ってあります。また、毎年11月には、シーズンオフに入ったロッテジャイアンツの選手が一同に介し、こちらのお店で盛大な食事会が開かれたりもするんだとか！現役選手に会いたい！という方は、11月が狙い目ですよ。

センサムギョッサル（生の三枚肉）
焼酎との相性も抜群なことから、学生達の間で一番人気はこのセンサムギョッサル。いい感じに脂がのっていて、外はカリカリに中はジューシーと豚肉の旨味が凝縮されったお肉です。

センサムギョッサル（生の三枚肉）
カルビというと牛肉というイメージを持ってしまいますが、韓国では牛よりも豚肉がメジャーな存在なんですよ。甘く味付けされていて、とても柔らかいのテジカルビは、ご飯との相性は最高ですよ。日本人に一番人気のメニューなんだそうです。

コチュジャンサムギョッサル（唐辛子炒めの三枚肉）
見た目はとっても辛そうですが、食べてみると意外や意外で日本人好みの甘めの味付け。お肉のほかにネギやタマネギがタップリ入り、唐辛子の味噌で炒めた料理です。変り種にチャレンジしてみたい方にオススメ！

カブリサル（肩ロース）

ハンジョンサル（トントロ）