チョガチブハンシクタン（慶州）

韓国伝統の家造り
お店は慶州のなかでもホテルが立ち並ぶ普門湖の畔にあります。お店の入り口には大きい水車があり、その脇の階段を上って行くとなんとも言えない風情のある藁葺き屋根のお家が見えてきます。そう、そのお家がチョガチブハンシクタンさんなんです。この歴史の深い慶州にぴったりの店構えにナビは感動。藁葺き屋根以外にも粋な縁側や障子の襖など食事をする以前におもてなしを受けている気分にさせてくれます。お店の方にこの家の造りを尋ねてみたところ、期待通りの答えが返ってきました！！慶州が都として栄えていた頃の家を再現しようと、その当時と同じ行程で建てられたんだそうです。木を編むように組み立て、壁には黄土を塗り込み、屋根には藁を編んだものをのせて造ったんだとか。こうして出来上がった家は、当時と同じく通気性が良いので夏は涼しく、冬はオンドルの温かさが持続するんだそうです。このように建てられた家を韓国語でチョガチブ（藁葺き家）といいます。こちらのお店の名前もこのような家の造りの名からきているんだそうです。

ボリューム満点のボソッチョンゴル（キノコすき焼き鍋）
社長さん自慢のメニューの一つがこちらのボソッジョンドル。鍋に溢れんばかりのキノコ類、野菜、お肉を入れて、摺りおろしたニンニクと社長さん手作りのコチュジャンで味付けをしてグツグツ煮込みます。ニンニクがたくさん入っているとは分からないほどまろやかな味になり、辛い物が苦手な方にもオススメな一品！！スープごとご飯にかけて食べても良し、そのまま食らいつくのも良し。観光で歩き疲れた体も元気にしてくれるくらいボリューム満点ですよ～。

愛情が一番の調味料
おいしい秘訣は？という質問に、『愛情が一番の調味料』とお話してくださった社長さん。おいしいと言ってくれるお客さんの顔を思い浮かべながら料理することを心がけているんだそうです。そう言ってお店の裏に案内してくれました。お店の裏には毎日社長さんが愛情を込めて漬けているキムチや料理の鍵となるコチュジャンなどが保存してあり、そこは社長さんの大切にしている場所でもあるんだとか。

こちらのお店は有名ホテルが立ち並ぶ普門観光団地の中心に位置しているので、観光の途中や夕食などには便利な場所だといえます。また、慶州にきて食事するところで迷ったらこちらのチョガチブさんオススメです。満足のいく食事が楽しめるでしょう。以上、ナビでした。