カニを卸売りの値段で食べさせてくれるお店!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。老若男女問わずみんなに愛されていて、ちょっと高価でいつでも食べれるわけではないと言ったら、皆さんどんな食べ物を想像しますかぁ?ナビは、断然「かに」!!と答えるでしょう!!人それぞれ、食べ物の好みは違いますが、カニが嫌いという人はなかなかいないんではないでしょうか?今日は、そのカニが新鮮で、しかも卸売り価格で食べれちゃうお店を紹介しちゃいます!!
場所は?
今日、ご紹介するお店は「ソセン水産物センター」と言う、カニを専門に扱っているお店です。卸売りを専門にしているこちらのお店では、安い値段で一般のお客さんにもカニを食べてもらいたいという社長さんの気持ちから、業者や食堂という特定の顧客だけではなく、一般のお客さんにも卸売りの値段でカニを提供してくれているんです。お店は、釜山の北のはずれ、機張(キジャン)郡にあり、ちょっと交通の不便な場所にありますが、釜山や近郊からカニを求めにくるお客さんで連日にぎわっているんだそうです。遠くに行かなくたって、釜山の中心部にもカニ屋はある!と思う方、値段だけではなく、味、新鮮さもお墨付きなんです。実は、ナビがこちらのお店を知ったきっかけは、ナビのお友達がカニの輸入関係のお仕事をしていまして、そのお友達に釜山で一番おいしくて安いカニ屋を紹介してくれ~とお願いしたところ、こちらのお店が真っ先にあがったんです!!
新鮮さ、価格共に文句なし!!
お店で扱っているカニの種類は、カニの王様のタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニと日本人が好んで食べるカニの種類が揃っていて、原産地は、韓国産、ロシア産、サハリン産、北朝鮮産となっています。韓国でカニと言ったら、盈徳デゲ(ヨンドクズワイガニ)と言われるくらい韓国人に愛されている盈徳デゲも揃っています。卸売り専門店のこちらでは、直接カニの船会社から仕入れているので、カニが入港したその日あるいは、次の日にはすでにこちらのお店で私たちの口に入るんだとか。新鮮さが一番の鍵だとおっしゃった社長さん。カニ本来の旨味をおいしく味わって欲しくて、捕れたらすぐにお店に到着するように心がけているんだそうです。
韓国でのカニのおいしい時期などを社長さんに質問したのを下の表にまとめみました。
3月~6月 年間を通して一番おいしい時期
5月~10月 値段が安い時期
11月~4月 値段が高い時期
お店は、カニの卸売り専門ということで、お店の中での食事スペースは広くなく、テーブルが6つとなっています。お店の前にある、大きな水槽から気に入ったカニを選び、生きたまますぐに100度以上の高温スチームでカニを蒸してくれます。カニ本来の味がなくならないように、茹でずに高温で一気に蒸してしまうんだそうです。待つこと20分。蒸したてのカニがキレイに赤くなり、テーブルに運ばれてきます。カニ味噌の匂いがお店を充満し、食欲を刺激され、すぐにでもカニの甲羅をはがしたい衝動に駆られちゃいます。
小ぶりのズワイガニかな?と思ったナビですが、カニを持ってみると驚きです。ズシッと重みが感じられ、甲羅の部分のカニ味噌が期待できそうな予感~♪
甲羅を開けて見ると、期待通りカニ味噌がいっぱい!指で取ってるのももどかしくなり、このままカブリと試食させてもらいましたぁ。口の中に広がる潮の香りがなんとも言えず、とても濃厚な味。塩加減とカニ本来の甘みがとてもマッチしていて、手が進みます。
さてさて、お次はカニの身の部分。カニの甘みが感じられ、身もぎっしり詰まっていて、食べ応え満点。まさに、カニに夢中になってしまい、会話が途切れること間違いありません。
また、お店で食べずにお持ち帰りもできます。蒸したての温かさを失われないように、発砲スチロールに包装してくれるので大丈夫です。
価格が変動するカニの値段を固定することは難しいとおっしゃる社長さんに、大体のお値段をつけてもらいました。こちらの食べに行くときの参考にしてみてください。
タラバガニ 15,000~25,000ウォン/1Kg
ズワイガニ 10,000~20,000ウォン/1Kg
毛ガニ 20,000~25,000ウォン/1Kg
カニは韓国でも高級な食べ物なんですが、日本よりは大分お得な値段で食べられることが今回の取材でわかりましたぁ。韓国の辛くてコク濃くのある料理もいいですが、たまには贅沢にカニ三昧なんていうのもありではないでしょうか?以上、プサンナビがお伝えしました。