店内に大きな水槽がある新鮮なコムジャンオ専門店!セルフで無料のスープなどもついてきます!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。今日は、プサンナビでも何度か紹介されてお馴染みになったウナギの仲間、コムジャンオ(ヌタウナギ) の専門店をご紹介します。相変わらず見た目はちょっといただけませんが、その食感、韓国式のコチュジャンで甘辛くした味付けが病みつきとなり、大好物~!という方もいるのではないでしょうか?そんな通な方もまだ食べたことがない!という方にもオススメしたいのが、今日ご紹介するキジャンコムジャンオ。こちらはもちろん地元の人気店で、店内には大きな専用水槽が設けられているので、いつでも新鮮なコムジャンオがいただけ、さらに無料の各スープもついてくるというお店なんです。では、早速お邪魔してみることにしましょう。
コムジャンオといえば機張そして温泉場
釜山の郷土料理として知られているコムジャンオですが、釜山の中でも特に有名なのは釜山のはずれにある機張(キジャン)、そしてもう一つがコムジャンオ専門店が軒並み集まっている温泉場エリア。今日ご紹介する「キジャンコムジャンオ」は、そのコムジャンオ店が集まる激戦区の温泉場にあるだけでなく、もう一つのコムジャンオの有名な場所、機張出身のおかみさんが経営する、正真正銘のコムジャンオ専門店というわけなんです。
お店は地下鉄1号線温泉場駅から徒歩10分程度のところにあり、さすが30年という歴史を感じさせる老舗の情緒たっぷりの外観。入り口がいくつかあるので、どこから入っていいの?と迷ってしまいますが、ちょうど向かって真ん中にあるドアから入っていきましょう。店内は軽く100人近くは収容できるくらい広々としていて、どのテーブルからもコムジャンオの入った水槽や厨房が丸見えになっています。「お店で出される料理をどうやって作っているのか?保存しているのか?隠さずお客様に見せるのが当たり前と思い、いつも清潔にしているように心がけているんです。食べるものを売る商売をしているんだから、お店のものは全てお客さんに見せることができます。」とは社長さん。そういった思いが人気に反映されているのか、週末になるとこの広い店内一杯にお客さんが集まるんだそうですよ。
注文してからさばくのが旨さの鍵!
3日に一度仕入れてくるコムジャンオを最高の状態で保存するために、水槽の温度調節には十分気をつけているんだとか。そして、美味しさの秘訣は?!という質問には、「焼く際に使うヤンニョム(タレ)も重要ですが、やっぱり注文と同時にさばくコムジャンオの新鮮さが一番の秘訣です。」とおっしゃってくださったように、コムジャンオを目の前でさばいてくださいました。
●ヤンニョムコムジャンオ
皮を取ったコムジャンオに特製の甘辛いタレ、各野菜を加えたものを厚い鉄板で焼いていきます。このタレは社長さん以外誰も知らないという企業秘密だそうで、もちろんナビが聞いても答えていただけませんでした。煮込んでいくと真っ赤だった色がだんだん茶色っぽくなってきます。そうなったら食べごろなんだとか。お店の人が辛いよ~というのでドキドキしながら口の中に入れてみたんですが、食べてみるとそれほど辛くなくむしろ、深い甘みとコムジャンオのコリコリ感が味わえ、もっと食べたい~という食欲が湧いてくるほど!もちろん、先ほどさばいてもらったものなので、全然臭くなく、コムジャンオの身も引き締まっているので、どれだけ新鮮かというのが食べていてもわかります。
●トングイ
まだ小さいコムジャンオを皮も剥がずに生きたまま、鍋の上で蒸し焼きにしていただくのがこちらのトングイ。タレで合えたものよりも、こちらの方が精力がつく~!と地元の方に人気なんだとか。チャレンジ精神のある方、是非トライしてみてください!
無料でいただけるメニューも!
ちょうど厨房の前辺りに大きな鍋がグツグツと煮えていたんですが、それはなんと来たお客さん誰でも、何度でも無料でもらえるスープだったんです。何年、何十年と通ってくださる常連さんが多いので、その感謝の気持ちを表したくて始めたんだとか。無料で頂けるものは、ホンアッ(貽貝)スープ、シラクグッ(薄い韓国式味噌汁)、シッケ、オコゲタンの4種類。
見た目はグロテスクなコムジャンオですが、食べてみるとびっくりするくらい印象が変わってしまいますよ~!まだチャレンジしてないという方は是非、こちらで食べてみてはいかがでしょうか?以上、プサンナビがお送りしました。