統営の忠武キンパッがいただける24時間営業の粉食屋さん
アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓流ブームのおかげで日本人旅行客にも様々な韓国料理が知られるようになり、珍しい料理やとっても辛い料理などにチャレンジする方が増えたんではないかと思います。そんな中でも昔から辛くなく、日本人にも気軽に食べられる韓国の海苔巻き、キンパは昨今問わず人気のメニュー。今日はそのキンパでも、釜山のお隣、統営(トンヨン)が有名な忠武キンパを食べさせてくれる、24時間営業の「ナヌリキンパッ」にお邪魔してきました!忠武キンパとは、一般に知られているキンパとはちょっと違います。海苔巻きの中におかずが何も入っていなく、シンプルな白いご飯だけを巻いた海苔巻きにイカとおでんを甘辛く煮たものとカクトゥギ(大根のキムチ)を一緒に食べる海苔巻きのことで、甘辛く煮たタレの旨みで海苔巻きをいただくというものなんですよ。ということで、早速その料理を詳しくみていきましょう!
西面の繁華街に! お店は地下鉄1・2号線が交わる若者の街、西面(ソミョン)にあります。西面でも観光客が多く訪れるロッテデパートから徒歩3分ほどのところにあり、お店はバスも通る大通りに面していることから、朝から夜中まで人で賑わっています。黄色い看板のお店の入口には日本語でも「ナヌリ」と書いてあり、初めて行く方でも大変わかりやすくお店へアクセスできるようになっています。店内はそんなに大きくないですが、清潔感にあふれ、明るい雰囲気になっているのが特徴です。また、テーブルからは厨房も一望でき、お店の社長さんが掲げている「厨房が一番大事!お客様の立場に立って!」ということを心がけているんだとか。
お袋の味を24時間
冒頭でも説明したように、こちらはお店の名前にもなっている忠武キンパが人気なんですが、そのほかピビンパッやマンドゥトックッ、キムチチゲなど、韓国のお袋の味が24時間楽しめます。朝ご飯や昼食にもオススメですが、飲んだ後ホテルに帰る前に!また、全てのメニューがお持ち帰りOKなので、ホテルでゆっくり夜食を楽しみたい・・・なんて方にもオススメです。
今年で10年目になるという「ナヌリ忠武キンパッ」。西面周辺の洋服屋さんやオフィス街で働く人たちに人気ということで、その秘密を伺ったところ、「一番は新鮮な材料、次に注文と同時に作るということです。」とのお返事。実際ナビが取材中にも、入ってくるお客さんの注文と同時に料理を作り出していました。「作り置きしておくのは楽だし、経費もかからないけれど、それだと美味しさが逃げていってしまうし、せっかく作るんだから最高の味をお客様に提供したいんです。」とは社長さん。まさに、韓国のお袋といった素敵な笑顔でお店の紹介をしてくださいました。
人気の3メニュー
日本人もよく来るという「ナヌリ忠武キンパッ」。
日本人にも韓国人にも人気のメニューを3つ紹介していただくことにしました。
<忠武キンパ>こちらが忠武キンパ。海苔巻きの方には白いご飯以外は何も入っていなく、塩味が利いている韓国海苔でシンプルに巻いてあるだけ。そしてそのおかずになるのが甘辛く煮たイカとおでんです。甘辛い味にはイカから出た海鮮の味が染み出ていて、旨みたっぷりな味付けになっているので、シンプルなご飯だけを巻いてある海苔巻きにピッタリ!また、柔らかい食感のイカとオデンだけでなく、酸っぱく漬けられたカクトゥギとの相性も抜群。ただの海苔巻きじゃない??なんて思ってしまいますが、食べてみるとその味の奥深さに感動してしまうはず!一度チャレンジしてみてください。
<トッマンドゥクッ>韓国のお正月にいただく料理「トックッ(お餅のスープ)」にマンドゥ(餃子)が入ったもの。スープのベースは煮干で取っているので優しい味で、ごま油とコショウがアクセントになっています。マンドゥは他店よりも小さいですが、これはトッ(餅)と一緒に食べやすいように考えられたんだとか。辛くなく、食べやすい料理でお子様にもピッタリの料理ではないでしょうか?
<石焼ビピンパッ> こちらは韓国料理の定番、お馴染みの石焼ビピンパッ。4~5種類のナムルの上に半熟の玉子焼きがのっています。厨房からテーブルまで運ばれてくるとき、「パチパチ!」という焼けている音と香ばしいごま油の香りが食欲を誘います!!ご飯を混ぜているときも、まだまだ石の上で焼かれるご飯の音がやまず、食事をしている間ずっと温かくいただけますよ。
いかがだったでしょうか?一般に言われているキンパもいいですが、ちょっと変わった忠武キンパにチャレンジして見てはいかがでしょうか?また、24時間営業なので、朝早く釜山を出発される方!夜中にお腹が減ったぁーなんていう方にオススメですよ。以上、プサンナビがお送りしました。