ごはんと一緒に生野菜をバリバリ食べちゃおう！
アンニョンハセヨ、ナビです。みなさん、新鮮な生野菜食べていますか？ 韓国というと肉をたくさん食べるイメージがありますが、韓国ではむしろ野菜のほうを多く食べます。キムチにナムル、スープにも野菜がいっぱい。そして今日紹介する料理は、まさにその野菜をたくさん食べるための料理といえます。その名も慶州名物サンパプ。サンパプはシャキッとした葉野菜をバリバリ食べて、身体の内部まですっきりとさせてくれる爽快感あふれる料理です。
慶州サンパプ通りはここだ
慶州の市街地に大陵苑（テヌンウォン）という古墳公園があります。この大陵苑には全部で23基の古墳があり、古墳内部のようすが観覧できるなど、観光客ならば１度は必ず訪れるという有名な場所です。サンパプ通りはこの大陵苑の広大な敷地沿いにあります。ちょうど大陵苑の裏口にあたる市庁周辺から、大陵苑入口に向かう石垣の道と平行して、サンパプの専門店が軒を連ねています。慶州駅からは歩いて15分くらい。市外・高速バスターミナルからも15分程度の場所です。
サンパプこんな料理です
テーブルの上にずらりと並んだ料理の数々。これらをサンチュ、エゴマの葉、茹でたキャベツ、コンブなどでごはんと一緒に包んで食べるのがサンパプです。瑞々しい野菜の食感、香ばしい味噌の風味。ごはんがいくらでも食べられちゃいます。サンパプの歴史そのものは非常に古く、文献上は高麗時代までさかのぼるといいます。農業の合間に簡単に食べた料理といわれ、今でも家庭でよく食べられる庶民的な料理です。
サンチュこぼればなし
サンパプに欠かせない野菜といえば、まずサンチュがあげられます。サンチュにも色々あり、レタスのように丸く結球するものや、サニーレタスのように表面が波打つものなど、韓国では様々な種類が栽培されています。もっとも多く栽培されているのは、結球しない葉サンチュ。もちろん包みやすいからです。このサンチュにはひとつ面白い特徴があります。サンチュの成分には神経の鎮静効果、また睡眠効果があり、たくさんの量を食べると眠くなってしまうのです。かつては農作業の合間にサンパプを食べ、ぐっと昼寝をしてまた仕事をしたそうです。お昼ごはんに食べすぎると……。あとの観光に差し支えるかも？
ゴマの葉こぼればなし
サンチュの話をしたらゴマの葉の話もしなければなりません。サンチュ同様に包んで食べる葉野菜としては代表的なものです。サンパプや焼肉などに利用されるほか、キムチやナムルの材料としても活躍しています。ゴマの葉のいいところは抗癌作用があるところ。肉の焦げた部分には発癌性物質が含まれるといいますが、ゴマの葉を一緒に食べることによって中和してくれるのです。包んで食べるゴマの葉の力。おいしいだけではないようです。
市場でサンパプ用の野菜を発見
慶州駅からすぐ近くにある城東（ソンドン）市場で面白いものを発見しました。見て下さい。これ全部サンパプ用の野菜です。ここで出荷される葉野菜がサンパプ通りで使われているのでしょう。サンパプで有名な慶州の市場らしい光景です。
慶州名物サンパプ。お値段も１人前6000～7000ウォン前後と、出てくる料理の量から考えるとリーズナブルです。テーブル一杯に並ぶお皿を前に、何から食べようか迷ったり、お気に入りの組み合わせを考えたり。わいわい楽しみながら食べられるイベント性に富んだ料理でもありますよね。旅行者にはぴったりのごはんではないでしょうか。以上、ナビでした。
クロサンパプ品目
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サンパプ 9000ウォン
大陵苑入口を出て駐車場を抜け道路に突き当たったら左手へ。しばらく行くと黄色いクロサンパプの看板が見えます。
サンポサンパプ（054-749-5776）
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サンパプ 10000ウォン
慶州駅を出て左。古墳のある交差点を右。皇南パンを左。大陵苑入口方面へと向かう石垣沿いに位置します。
チョンギワサンパプ（054-741-8600）
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サンパプ 9000
慶州駅を出て左。古墳のある交差点を右。まっすぐ行くと右手にチョンギワサンパプがあります。
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