高級なフグ料理を安く釜山で食べるならこちら!!高級店から庶民向けのお店までずらーり~
アンニョンハセヨ、プサンナビです。日本ではそれほど多く見かけない専門店通り。韓国では同じ料理の店が同じストリートに集まって、集中的にお客さんを集めるのが普通で、探してみると、いろんなところに同じ料理のお店が集まる食べ物ストリートが存在します。
釜山でも有名な通りがいくつかありますが、今日は、日本人の皆さんにもお馴染みの「フグ」の専門店通りをご紹介しようと思います。カルビやデジカルビ、韓定食などなどに押され気味で、意外と知られていないのが、韓国では日本よりもリーズナブルにフグを食べれるという事実。
漁場に近いことだけでなく、日本のふぐの里「下関」からも近いことから、日本式フグチリの食べ方が伝わってくるなど、日本のフグと韓国のフグの関係は深いんです。ということで、韓国でフグを食べるならココ!といわれるほど、有名な海雲台(ヘウンデ)フグ通りにスポットライトを当てていこうと思います。
30年ほど前から形成し始めた由緒正しい通り
フグ通りは、韓国内でもその美しさを誇る海雲台のビーチから徒歩5分のところに位置しています。近くには、釜山市内有数の特級リゾートが軒を連ね、日々観光客で賑わっている場所です。そして、今日ご紹介するフグ通りは、今から30年ほど前に、いくつかのフグ屋が集まり、形成されたと言われているんですが、実際に海雲台フグ通りとして名所的な存在になったのは、ここ5年ほど前くらいからで、現在は国内・外から訪れる観光客がビーチで楽しんだ後に、このストリートでフグを食べるということが定番となっているようです。
約100m近い通りがフグ通りと呼ばれるところなんでが、すべてがフグ店というわけでなく、フグ以外の食堂も何軒かあります。しかし、フグ専門店以外でもフグ料理も扱っているお店がほとんど。現在、以前よりもお店の数が減ってしまったこのストリートには4軒のフグ専門店があり、高級な店から庶民向けの大衆フグ店など様々なスタイルに分かれているので、その時々の状況にあわせてお店を選べる利点があるのも、こういったストリートの特徴です。
24時間営業当たり前!朝から晩までフグ尽くし!!
日本人からしてみればフグを食べるなんて、ちょっと高級な感じで、夜の取っておき!といったイメージがありますが、韓国では高級といったイメージは戦後定着したもので、むしろ庶民的な食事の一つとして考えられている料理なんです。そのためなのか、フグ屋さんは24時間営業、もしくは朝7時ごろから開店し、朝ご飯からフグを食べられるお店が一般的。
主に、大衆的に食べられているフグ料理は、ポックッと呼ばれる韓国風フグチリ。土鍋にフグやもやし、セリなどが入り、ニンニクで味付けされた辛くないスープとご飯のセットで、一人分7,000ウォン~15,000ウォンという価格設定になっています。(ふぐの種類によって値段も変化します。)日本では考えられない贅沢な朝食を是非、釜山で食してください。朝からきっと、幸せな気分に浸れること請け合いですよ~。
海雲台のフグ料理にはお酢とニンニクが決め手
海雲台で食べられるフグ料理の特徴は、お酢とニンニクによる味付けに特徴があります。歴史あるお店が連ねるストリートなだけに、店ごとにそれぞれ秘伝などはあるものの、お酢とニンニクがベースになったタレを使用しているお店がほとんど。
日本人でも抵抗なく食べられるあっさりとした味付けになっています。20世紀の初め、日本から韓国へ伝わったとされるフグ料理。そういうとこからも、辛くなく、赤くないフグ料理が残っているのかもしれません。その他、韓国風の赤いフグチリなどをありますので、辛いのもチャレンジ!新しい味の開拓!なんて方はそちらを試してみてください。
<海雲台フグ通りにあるフグ屋>
名前 電話番号・営業時間
クムスポックッ 051-742-3600 24時間営業
草原ポックッ 051-743-5291 8:00~22:00
三代ポックッ 051-747-7218 6:00~22:00
メイルポックッ 051-742-9591 24時間営業
韓国でフグ~?!なんて思いの方もいらっしゃると思いますが、実は釜山は韓国内でもフグが有名!!しかも、高級というイメージだけでなく、庶民も日頃から一般的に食べるポックッ(ふぐちり)などもあるので、気軽にチャレンジしてみてください。以上、プサンナビがお送りしました。