地元の人に尋ねると口をそろえたように出てくる「開琴ミルミョン」。その真実はいかに?
アンニョンハセヨ、プサンナビのさっちゃんです。釜山の夏はもう目の前と言った今日頃ごろですが、こんなときに食べたくなるのが、「ミルミョン」!ミルミョンとは、冷麺に似ている冷え冷えの麺料理。釜山ファンの皆さんなら、聞いたことはあるかもしれません。
ミルミョンは言わずと知れた釜山の名物メニューの一つで、韓国の夏の風物詩冷麺に引けを取らないほど、釜山では人気の麺料理なんです。夏の暑いときに限らず、冬の寒いときも爽快感を味わえる一品として愛されているミルミョンは、釜山市内でも「伽耶ミルミョン」というミルミョンブランドが有名ですが、今日はそのカヤミルミョンに勝るとも言われている有名なお店をレポートしてきましたぁ!!
韓国人の友達から「開琴(ケグム)市場にあるミルミョン屋が最高~」と聞きつけた麺好きさっちゃんが、どうしても食べてみたい!!と思い立ち、取材を決行することになりました。
場所は?場所は地下鉄2号線開琴(Gaegeum、ケグム)駅から徒歩で3分の開琴市場の中にあるということで、先ずは地下鉄で開琴駅へ!西面(ソミョン)駅から4つ目の駅が開琴駅です。1番出口から地上に上がり、
そのまま進行方向へ20Mくらい進んで行くと、開琴市場と書かれた大きな塔のようなものが現れます。
ここを右に曲がると、韓国独特の市場風景が出てくるので、そのまま30Mくらい進んで行きます。
左側に韓国語で「ミルミョン」と書かれた赤と青の暖簾が見えてきます。そこを左に曲がるとお店はもう目の前!
とこんな感じでお店を見つけたさっちゃんですが、開琴市場の中にいくつかのミルミョン屋が存在してもおかしくはないはず!?そんな疑問を抱いたさっちゃんはとりあえず、お店から出てきた人に突撃インタビューを開始!!
さっちゃん:あの~すみません。あそこのミルミョン屋さんっておいしくて有名なお店ですか?
男の人:はい、そうですよ。この近くにミルミョンで有名な伽耶ミルミョンもありますけど、地元の人はそっちじゃなく、ほとんどの人がこっちに来るほど有名なお店ですよ。
あ~そうですかぁ。どんな風にこちらのミルミョンはおいしいですかぁ?
ちょっと普通のミルミョンより辛いけど、、、あっ!あなた日本人でしょ?!だったら少し辛いかもしれませんよ。ま~でもおいしいんで、一度試して見てください。
とこんな感じに道で出会った人に声をかけ、そこが開琴ミルミョンのお店だとわかったさちゃんは、いざお店へ!!
ご飯時は20分、30分並ぶのは当たり前!
お店の前には、席が空くまで待つための椅子が並んでいます!さっちゃんが行った時間帯が5時過ぎとまだ夕食にしては早い時間だったにもかかわらず、店中はお客さんでいっぱい。待つ人こそいなかったけれど、それも時間の問題というぐらいお客さんがたくさんいました。やはりおいしいというウワサは本当だったみたいです。
お店の中へ入って行くと、さすが有名店には付き物の芸能人のサインが飾ってあったり、韓国のおいしいお店のセオリーとも言われるちょっと汚いという店内も合格!
席に着き、ミルミョンを注文し、セルフのお水を入れ、ミルミョンが出てくるまで待ちます。
待つこと5分。出てきましたぁ!見た目は普通のミルミョンと変わりませんが、お味はどうでしょうか?お決まり通り、ハサミで麺を切り、少しお酢を足して、かき混ぜます。
では、まずスープの方から行ってみようと思います。ん~ん、なかなかのお味。ちょっとスープが普通のミルミョンと違う感じで少しドロッとしています。麺と絡みやすそうなスープがおいしさの秘訣なんでしょうか?
そして、お次は、麺。シコシコと弾力のある麺で、食べ応え十分という食感。これは結構イケルかも~。と箸が進み、一気に最後の一口まで食べて、残りのスープもグイッと。
結論として、さっちゃん的に、かなりの合格点を挙げられる満足度の高いミルミョンでしたぁ。一緒に行ったナビスタッフは麺が特においしくて、スープも他のお店とはちょっと違い変わってておいしかったぁけど、ちょっと匂いが気になった。ということでしたぁ。それにしても、この味で一杯3,500ウォンって言うのはなかなかなんではないでしょうかぁ?!
伝統40年のミルミョン
話を聞いてみると、実は、こちらのミルミョン屋さんは今年で創業42年目という伝統のお店だったんです。開業当初は、海鮮鍋などもメニューにあったそうなんですが、お客さんのほとんどがミルミョンを注文することから、20年前にミルミョンの専門店になったんだよ。と優しく質問に答えてくれた開琴ミルミョンのお店の人たち。
ナビが日本人だとわかると片言の日本語で「おいしい?」とたずねてくれたりして、ミルミョンのおいしさもそうですが、有名店は従業員の気持ちで成り立っているのかしれないと思いました。ちょっと観光客には行きにくい場所にありますが、是非とも我こそ釜山の達人という方!一度お試しアレ!以上、プサンナビのさっちゃんがお伝えしました。