極上の韓牛を破格の値段で~韓牛村鐵馬の韓牛直売場
鐵馬はこんなところです。川と畑以外特に何にもない静かな村です。田園風景のいたるところに、“韓牛”、“精肉直売”の看板が並んでいます。
数ある韓牛直売店の中でも田園風景の中でひときわ目立って風格のある『牛南停』の構え。1979年創業で、現在2代目だそうです。
店の横には芝生の庭があり、子供達の遊べる遊具も!左奥の壷は、オンギと呼ばれる韓国の伝統的な焼き物で、中にキムチや醤油、味噌などの保存食を入れます。
清潔感があり落ち着いた雰囲気の店内。全てお座敷です。個室有り。メニュー。日本では韓国の焼肉と言えば甘じょっぱい味付けのついたヤンニョムカルビが有名ですが、実は 牛南停の様な肉で勝負の本格的なカルビ店では肉に味付けをして出したりはしません。シンプルに塩でいただきます。メニューにも味付けは無し。どの肉を頼んだら良いのか分からない場合は、お店の人にお勧めを聞いて見るのも良いでしょう。「今朝精肉したばかりなので、今日は特別***がお勧めです。」など精肉店ならではのメニューにはない特別な部位の肉にありつけることもありますよ。今回の記事ではありませんが、以前ナビは「今朝絞めたばかりのフィレ」を頂いたのですが、その柔らかさ、さっぱりしているのに肉肉しい味わい、忘れられない一品でした。
今回注文したのはコッサルと呼ばれる、カルビの中でも特に脂がのって柔らかい部位の肉。 写真は4人前です。綺麗な霜降り!美味しそう~。 ちなみに値段は一人前100グラムで23000W。このレベルの肉だと、釜山市内では100グラム40000W程度する場合もあるんだとか。さすが直売店ならではの値段です。
肉を注文すると、同時にテーブルにはこんなに沢山の野菜やおかず達も並びます。殆どがお替り自由で、焼いた肉を包んだりして食べるための脇役です。ちなみに、牛南停では肉は当然のこと、なんと野菜も厳選された国内産、唐辛子やサムチュに至っては自家栽培なんだそうです。
奥が牛レバーの刺身、手前は胃袋の刺身だそうです。塩や味噌につけて食べます。直売所だからこそ味わえる一皿です。
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なんと、ユッケもサービスで一皿出てきます。とろける様な味わいがもう最高です。がっつり食べたい方は別途注文を。一皿(小)2000Wからです。
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さあ、メインの肉を焼いていきましょう。肉も野菜も国内産の 牛南停、なんとこの肉を焼く炭も厳選された国内産の炭なのだそうです。このこだわりっぷり!肉は両面好みに焼いたらはさみで一口サイズに切ります。
そして、韓国の焼肉の食べ方は、
肉をたっぷり味わった後は、アツアツのテンジャンチゲと御飯で〆ます。ここのテンジャンチゲはカニの出汁が利いていて大変美味なのですが、結構辛い!でも、一口二口食べていくうちにだんだんその辛さが、肉の脂で一杯なお腹をサッパリとさせてくれる様な快感に変わっていきます。
さて、 牛南停はもちろん焼肉屋なのですが、本業は精肉。お腹一杯に肉を食べたら、お店の横に隣接している韓牛直売所にも立ち寄ってみましょう。
自慢の韓牛がずらりとぶら下がっています。
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肉の他に、牛骨で出汁を取ったスープも販売しています。お土産にどうぞ。
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焼肉屋で出されている肉はもちろんこの精肉所から運ばれてくるのですが、同じカルビでも持ち帰り用に販売しているものと、焼肉屋で出されるものとでは質が異なるそう。焼肉屋で出されるものは持ち帰り用よりもかなり脂がのった肉で、このような肉を家でフライパンなどで焼いて食べると、脂が落ちきらずにくどくなるのだとか。上質の脂ののった肉は是非、 『牛南停』に直接来て、炭火で味わって欲しいとのことでした。