韓国の古の雰囲気満載の韓国式家屋で味わう韓定食!
こんにちは、プサンナビです。今回は慶州にて韓国の古の雰囲気満載の韓国式家屋でゆったりと韓定食を味わえる、イジョ韓定食をご紹介します。慶州は世界遺産指定都市で知られ、見所の多い都市である上、釜山からバスや汽車で1時間半ほどとアクセスもよく、釜山への旅行に慶州観光も含める方が多いのではないでしょうか。釜山在住のナビも、日本から友人が遊びに来た際には慶州も必ずといっていいほどお勧めしています。慶州はナビ自身もとても大好きな都市なんです。が、そんな魅力いっぱいの慶州、困ったことが一つだけあります。それは、“美味しい食べ物が期待できないところ”!観光地ではありがちなことなのですが、どこの食堂も値段が高いだけで観光客相手の料理しか出しておらず、都市は歴史が深い割りに、料理にはちっとも深さがありません。韓国人も、「慶州は不味い」と口をそろえて言うではありませんか。さてさて、慶州の食べ物の不味さを語ってはみましたが、そうは言えとも慶州大好きなナビは、諦めずに探してみましたよ。慶州の美味しいお店。
イジョ韓定食は、慶州駅から普門観光団地までの中間くらいの距離に位置し、スプモリ道という細い通り沿いにあります。スプモリ道は大きな川沿いの通りから一本田んぼの中に入ったようなところにあるのですが、細い道の両脇には韓国の古い家屋が並び、とても雰囲気のある通りです。奥まった通りで目立たないのですが、スプモリ飲食村と名前がつくほど食事が出来るところが多く集まっていて、車がたくさんとまっています。
席につくと用意されるのがチルチョ茶。チルチョ茶はこのイジョ韓定食で研究・開発をされ作られたお茶で、体に良い7種の薬草を使っているそうです。チルチョ茶とは、漢字で書くと七草茶。においからして日本の七草粥の七草とはたぶんまったく違う内容だと思われます。ほんのり漢方の匂いがしますが、それほどきつくはなく、味もほぼ水に近いので苦手な方でも余り抵抗なくいただけると思います。メニューは単品はもちろんのこと、コースの種類が充実していました。値段も27000Wから77000Wと幅があり、懐具合によって選べるのでありがたいですね。今回は35000WのAコースを注文しました。
ここまでで腹いっぱいなのですが、これからご飯が出てきて〆の“お食事”となります。みよ、このご飯のおかず達。スープはスンドゥブチゲ(豆腐の辛いスープ)とテンジャンチゲ(韓国の味噌汁)です。
ご飯は直接お釜で炊いた雑穀米を取り分けてくれます。ミヨッククと呼ばれるあっさり味のわかめスープと共に。
お釜にこうやってお湯を足して、蓋をしておいておくと、ご飯を食べ終わるころにはヌルンジと呼ばれるおこげご飯のおかゆの出来上がり。このヌルンジがこれまたさっぱりしていて香しくて、はちきれそうな胃に優しく染み渡っていくようで、ナビは大好きです。
いかがでしたか。イジョ韓定食は風情も風格もたっぷりで、慶州観光のクライマックスにぴったりなお店でした。慶州で食事に迷ったら、是非是非お試し下さい。