ソムジンガン / 蟾津江

日本ではしじみと言うと味噌汁かお吸い物の具というイメージしか浮かんできませんが、そこはグルメ天国の韓国！しじみの素材を最大限に生かした料理がいくつかあります。こちらのお店で使っているしじみは、韓国内ではしじみの生産地として一番有名な蟾津江（ソムジンガン）で採れたしじみだけを使用しているこだわりよう。その蟾津江とは、朝鮮半島の南北間を流れる韓国で９番目に長い川で、ミネラルを豊富に含むしじみが繁殖するのに、絶好の条件を満たしている川と言われているそうです。栄養、味共に、蟾津江産しじみは絶品なんだとか。また、川の流れの中で育つしじみは、どうしても泥臭さがあるというイメージが強いですが、こちらのお店では、しじみを２時間ほど丁寧に蒸すように煮ることによって泥臭さを押さえているんだそうです。また、しっかり砂出しもしているので、抵抗なく食事ができるということでした。また、お店ででてくるシジミは、食べやすいように殻から取り出した身だけを料理に使用しているので、とっても食べやすく、シジミを食べた～！という満足感も得ることができちゃいます。

一緒に出てくるおかずは日によって多少変わるということでした。また、各テーブルには韓国海苔もおいてあったり、一緒に出てくる野菜とご飯などを巻いていただく食べ方も！

●シジミ入りビビンバ

しじみ、にんじん、キュウリが盛られてるビビンパッ。少しだけごま油で隠し味をしているため、しじみのさっぱり感の中にも香ばしさを感じることができます。野菜のパリッパリッ感としじみのやわらかい組み合わせは試してみる価値ありの一品ですよ～。ちなみに、しじみビビンパッを頼むとしじみスープの小さいサイズが付いてくるので、お得です！！シジミたっぷりのビビンパッなんて豪華ですよね！？

●シジミの和え物

砂出しをしっかりしたしじみときゅうり、にんじん、梨にチョジャン（コチュジャンとお酢を混ぜた物）を混ぜ合わせ、野菜に巻いて食べる料理。お酢の味が効いているので、さっぱりとした味わいが楽しめます。辛さも控えめなので、話しのタネに一度挑戦してみるのもいいかもしれませんが、お味もしっかりとしたシジミの旨みと野菜のさっぱり感がなんともいえないハーモニーとなり、もう一口！もう一口！と箸が進んでしまいます。