脂のたっぷりのった鯖の塩焼きは済州島直送の味!!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。今日、皆さんにご紹介するお店は、済州島(ジェジュト)の名産物を扱ったお店「金五亭(クムオジョン)」というお店。済州島と言えば、脂ののったカルチ(タチウオ)や黒豚で有名なオギョッサル(豚肉の5枚肉)など、食にうるさい人でも黙ってしまう最高の食材の宝庫。そこから毎朝、飛行機で届けられる海産物やお肉を使った料理がこちらのお店で楽しめるんです!ということで、済州島の味をご紹介しましょう~!
ひっそりと隠れるようにあるお店
南浦洞から銀行街を抜けたところにあるお店は、ボーっとしていたら見逃してしまいそうなほど小さい入り口になっているのが特徴。そのわかりにくい入り口でも、お客さんの足が途絶えないほどで、口コミで増えていくお客さんの数は増えていくばかりなんだとか。入り口から入っていくと、細長い廊下のようになっているので、そこをまっすぐ進むとお店にたどり着くことができます。
指折りの人気店
見逃してしまうほどのお店にも関わらず、お昼や夕方になると、近くのサラリーマンなどでいっぱいになってしまう金五亭さん。やはり、人気の秘訣は、社長さんの出身地でもある「済州島」のそのままの味を釜山で食べられるという点にあります。毎朝、直送で届く材料は、済州島で食べるのと同じように新鮮で、一度も冷凍されず、昨日採れたものが今日、お店のテーブルに並ぶという具合に、材料の新鮮さには特に気を使っているということでした。また、済州島出身ということを最大限に利用し、済州島内でも地元の人たちに「うまい!」と言われるものだけを仕入れるこだわりようなんだとか。お店の入り口では、毎朝届く航空便の領収書が壁一面に張ってあるのがわかります。
庶民的な味だけど豪華感を味わえるメニュー
派手さはない一般的なメニューになっているんですが、一つ一つ本当に完璧で、何度食べても飽きることはない味になっているのがポイント。一度訪れたら、次からは他のお店に足が向かなくなると言って、通ってくるお客さんが多いのもこちらのお店の特徴になっています。それでは、人気メニューをいくつか見て行きましょう~。
ジャバンコドゥンゴグイ(さばの一夜干し)
見た目何でもないサバなんですが、身がたっぷり詰まっていて、食べると口の中で脂が広がりご飯との相性は抜群なんです!サバがこんなに旨かったのかぁ~と驚いた記憶があるほどで、本当に今までのサバに対する考えが変ってしまうほどの美味。サバは、内臓で旨味が変ってくるといわれているそうで、済州島で採れた直後に内臓を取り、捌いたサバを海水に浸し釜山へ届けられるんだとか。海水でちょうど良く塩味になったサバには、余分な塩を振り掛けず、強い火力で焼いて出来上がりということでしたぁ。だまされたと思って一度チャレンジしてみてください。普通のサバではありません!!
ヘムルトゥッペギ(海鮮味噌風味スープ)
海鮮がたっぷり入った味噌風味のスープ。味噌風味とは言っても、味噌味がほとんど感じなく、海鮮のダシが効いているすっきりとしたスープ。ムール貝やかになどの貝類も大ぶりのものが入っているので、スープだけでなく、海鮮物も楽しめる一品になっています。お酒を飲みすぎて食傷気味の方へもオススメしたいメニューです。
オギョッサル(豚肉の5枚肉)
サンギョッサル(豚の3枚肉)は、一般的なのでご存知の方も多いでしょう。オギョッサルは、皮の部分を含む5段肉層に分かれていて、サムギョッサルよりも旨味がたっぷり詰まっているお肉なんです。皮の部分の食感もなんとも言えず、ジュシーな肉と皮の歯ごたえも旨味の一つ。済州島の名産物の一つで、一般的に出回っている豚肉とは違い、トンデジ(トン豚)と言われるオギョッサル専用の豚から取れる肉なんだとか。焼いて食べてみると、その違いがはっきりと現れ、お肉からパンパンに旨味が溢れ出して、口の中に入れると脂部分と肉部分がちょうど良く絡み合い、コリコリとした食感の中にもお肉自体は柔らかく、最高のハーモニーを奏でます!焼酎との相性も抜群で、ここで豚肉を食べたら、他ではもう食べられない~と思ってしまうほどの旨さです。
いかがでしたでしょうか?長い間、ナビでも紹介したい紹介したい!と思っていたお店で、今回やっと取材許可が下りて、皆さんに紹介できるようになりました。今回のお店は、並みのお店とはちょっと違いますよ!きっと、食にうるさいあなたでも、満足すること間違いないでしょう~!以上、プサンナビがお伝えしましたぁ~。