韓国では珍しいスペアリブを炭火で炙ったジューシーなお肉が人気のお店!!サイドメニューの特大玉子焼きにも注目~
アンニョンハセヨ、プサンナビです。韓国に来たら絶対外せない料理といえば焼肉。 でも、焼肉と一言で言ってしまいますが、皆さんはどんな焼き肉がお好みですか?
牛肉?豚肉?鶏肉?肉の種類が決まっても、サンギョッサルやカルビなどの部位、そして味付けなのか肉本来の味を楽しむ生カルビなのか?といろんな選択肢のある韓国焼き肉の世界ですが、今日、皆さんにご紹介するお店は、韓国焼き肉ではとっても珍しいスペアリブを使った焼き肉屋さんです。
注文と同時に炭火でジューシーに焼いてくれるスペアリブは、お酒にもご飯にもとっても相性がよく、お店は、平日、週末を問わず、席がなくなってしまうほど毎夜お客さんで一杯の大人気のお店「テポチッ」なんですよ!では、早速、お店へお邪魔してきました~。
スペアリブを使った画期的な焼き肉が人気!毎夜客で賑わう店内!
お店のテポチッがある場所は、地下鉄1・2号線が交わる西面(ソミョン)駅からポンネッコル方面へ徒歩7分ほど行ったところにあります。
西面市場の隣を走る大通りに面しているのでわかり易く、お店までの道のりも迷わずに行くことができるでしょう。
店内は、木製のちょっと昔情緒ある椅子やテーブルがあり、余計なものは置いていないシンプルな作りになっています。結構な広さのお店なんですが、平日でも夜の7時30分を過ぎると席がなくなってしまうくらいお客さんで店内が一杯になってしまうんです。
しかし、こちらのお店のすぐ近くに2号店があり、ここに席がない場合は、そちらでも同じ料理がいただけるようになっているので、もしそちらに案内されても安心して行ってください!
釜山市内では珍しいスペアリブの焼き肉!!
釜山市内ではとっても珍しいスペアリブを使った料理の数々。ナビが知っている限りでは、外資系のファミリーレストラン系でスペアリブのステーキが一人分ウン万ウォンというぐらい。
他に見かけたことないこのようなお店を始めたきっかけを社長さんにうかがってみました。「人と同じことをしたくなかったのが一番の理由ですが、仲の良い友達が全羅道(チョラド・韓国内でも食べ物がうまい地域として知られている)に住んでいて、彼からスペアリブのことを聞き、見よう見まねで一度作ってみたんですよ。そしたら、なかなか旨くできて、コレを商売にしたらいけるかもしれない!と思いつき、それから店をオープンしたんです。
初めの半年は、お客さんが来なくて来なくて、珍しいというよりもそんな洋風の肉で焼酎が飲めるのか!?っていうのが釜山市民の反応だったんだと思います。店を閉めようか迷ったりもしたんですが、徐々に口コミでお客さんが増え始め、去年の暮れ(2004年)辺りから、平日でも満員になるほどお客さんがきてくれるようになったんです。」と笑顔で語ってくれました。
美味しさの秘密、人気の秘密は?という問いには、レストランなどに出るスペアリブは子豚の肉で柔らかさはありますが、コチュジャン(唐辛子味噌)や焼酎と合わなかったんだとか。それで、子豚ではなく、普通に成長した豚肉を使用しているのがポイントなんだそうです。
注文と同時に炭火で焼くジューシーさが旨さの秘訣!
お店の入り口には、炭火を使ってお肉を焼くスペースが確保されていて、その代わり韓国ではめずらしく、各テーブルで焼くのではなく、スタッフが焼いて持ってきてくれるシステムになっているんです。
スタッフの方曰く、テーブルで焼いて食べるのも楽しくいいですが、本当に肉をおいしく食べるなら、火力が強い専用の場所で焼いた方がいいんですよ!というだけあって、お店の入り口付近やその通りには、食欲を誘うにおいと肉がジュージュー焼ける音が絶妙に入り混じり、ただ道を通りかかった人までも店内に引き込まれていきそうなほど。
この店頭パフォーマンスがお店の人気の秘密なのかもしれませんね。 そして、もう一つ、会社員のお客さんからは、直接テーブルで焼かないから、肉や油の匂いが服や体に付かなくて良い!という反応まであるんだとか!!特に、女性の方はこういったお店嬉しいですよね。
注目のメニューの数々!
お肉はスペアリブを使った味付けの炭火焼と甘辛いタレで野菜やトッ(餅)と一緒に煮込んだカルビチッ、そして韓国豚肉の王様「サンギョッサル」と炭火で焼いた味付けのものの3種類。
その他、サイドメニューでキムチチゲやオデン、コドゥンオグイ(サバ焼き)などがあります。今日は、お肉全てのメニューとサイドメニューで一番人気だという大型の玉子焼きを紹介します。
トンカルビコチュジャンヤンニョムグイ(スペアリブのコチュジャン味付け焼き)
見た目は赤く辛そうですが、口の中に入れてみると意外や意外、辛味よりも甘味が感じられます。骨についているので食べるのがめんどくさそうではありますが、お酒を飲みつつチョビチョビ食べるのが旨さの醍醐味なんだとか。歯ごたえがあって、炭火で焼き上げたジューシーさが、とってもお酒に合いますよ。
サムギョサルコチュジャンヤンニョムグイ(豚の三枚腹のコチュジャン味付け焼き)
上で紹介しているメニューのサムギョサル版。味付けも上とおなじタレを使っているんですが、こちらはサムギョッサル独特の脂の旨さが加わった一品。普通の甘さでは炭火の美味しさが感じられないということで、より深い甘味を出すためパイナップルを使用しているのが秘訣なんだとか。
トンカルビチム(スペアリブの煮込み)
牛肉をコトコト煮込んだものが一般的に言われているカルビチムですが、こちらでは牛肉の代わりにスペアリブで作っています。こちらも甘辛いタレで餅や野菜を加え、骨から肉がポロリッととれるくらいになるまで煮込むのがコツなんだとか。甘い中にもテンチョ(青い激辛唐辛子)の味が効いているのでちょっと辛めです。
ケランマリ(玉子焼き)
この量の多さに驚いた方もいられるでしょう。これ一つ頼んだ量なんですよ!!食べても食べてもなくならない量ですが、中にテンチョが隠し味として入っているので、最後まで飽きさせない味になっています。中はフワフワ、外はサクッとお楽しみください!!
珍しいものが食べたかった!ちょっと今までとは変わったものが食べたかった!なんて方にオススメです。日本語は通じませんが、お店のスタッフの方たちもとても親切でなので、日本人のお客さんが来たら、身振り手振りで一生懸命対応しているそうですよ!!以上、プサンナビがお送りしました。