釜山で一番という声も上がるオニャンブルゴギ!!広安大橋を望みながら霜降りの肉に舌鼓!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山の北にある彦陽(オニャン)という場所は御存知ですか?ここは、韓国でも有数のプルゴギが有名な地域として知られ、一般的に言われている野菜がたっぷり入ったすき焼き風のプルゴギではなく、鉄板の上で味付けされたお肉を焼くというちょっと変わったプルゴギとして有名なんです。このオニャンブルゴギが頂けるお店が集まった通りが釜山の新夜景スポットとして最近急上昇中の広安里ビーチにあります。今日は、その中でも釜山で一番!という声が名高い「オニャンブルゴギ」さんへお邪魔してきました。
23年の歴史、プルゴギ通りの元祖!
冒頭でも触れた広安里(カンアンリ)のプルゴギ通りには約5~6軒のお店が軒を連ねているなかで、一番お客が多い!一番歴史ある!といわれているのが今日ご紹介するオニャンブルゴギ。このお店が1982年にオープンしてからまもなく、周りにも1軒、2軒とプルゴギのお店が集まり、今の名物通りを形成するまでに至るんだとか。
有名なお店になると、味が落ちたり、店舗を改装したりするお店が多いなか、こちらのお店は、開店当時からお肉の仕入れは社長さん自ら行うことを徹底し、店内も昔ながらの大衆的な感じを残した雰囲気になっているのが特徴。1階にはテーブル席、座席があり、2階にも宴会などができる個室も準備されています。お店自体はとても新しいとは言えませんが、その古さがむしろお店の歴史、伝統を現しているようにも見えるところが、人気の秘密ではないかと思います。
開店から守り続ける3つの韓牛メニュー
有名になったりするともっとメニューを増やしてお客さんを呼ぼう!というお店が多い中、こちらは開店当時から変わらない3つの韓牛のメニューが揃っています。社長自ら買い付けに行くほどこだわりを持っている肉は、韓国産の牛肉、そして一番柔らかいドォンシム(ロース肉)だけを仕入れ、タレに漬け込むプルゴギにも同じ肉を使うこだわりよう。どれも美味しいそうに霜降りで、見ているだけでお腹が空いてしまいそう!!そして、もう一つのこだわりは、炭火。お肉を最大限おいしく食べるために欠かせないのが炭火なんだそうですよ。ということで、今日はその中でもプルゴギとソグムグイの二つを見せてもらいました。
プルゴギ(一人分150g)
ロースの部分を薄くスライスしたお肉に開店当時から変わらない秘伝のニンニクタレを漬け込んだ一品。注文が入ると同時にお肉とタレを絡めるという独特の方法で、お肉の新鮮さを保っているんだとか。お肉の色が鮮やかにキレイなのもその独自の方法ならではの工夫なんでしょうね。
口の中に入れると、とろけるように口の中へ広がり、甘いニンニク醤油タレがまたご飯を誘います。ご飯が何杯でも食べれちゃうそんなメニューです。
ソグムグイ(一人分130g)
プルゴギを看板名にしているも、このメニューがこの店一番の人気!見てください、この華麗なる霜降り牛!!このソグムグイは、ロースの中でも特に脂がのって柔らかいとされている中心部分だけを使っています。軽く塩をかけ、専用のタレでいただきますが、シンプルに塩だけで味わっても、最高級のお肉の味を堪能できちゃいます!
一気に焼いてしまうとお肉が硬くなってしまうので、数枚ずつのせて軽く焼いたら口の中へ運びましょう!柔らかいだけでなく、ステーキを食べているかのようなボリューム感もあり、本当に幸せな瞬間を味わえます。
〆は牛肉の入ったキムチチゲ!
最高級のお肉を頂いたら最後はご飯で〆。食事を頼むと特製のキムチチゲが出てきます。古びたボコボコのお鍋に入って出てきますが、これもまた開店当時からずっと使っているものなんだとか。お肉だけが有名ではなく、この特製のキムチチゲもまた、店の看板メニューの一つ。実は、このキムチチゲ、一般的に豚肉がダシとして使われるんですが、ここでは豚肉の変わりに牛肉が使われ、キムチも白キムチを使い、辛くて酸っぱいキムチチゲではなく、淡白でまろやかなキムチチゲになっているんです。また、スープのダシには昆布、牛肉、野菜など様々なものを混ぜているんだとか。鍋の中には、結構大き目の牛肉の塊が入っているので、そちらもお見逃しなく!
場所的に日本人の観光客が集まるエリアではありませんが、広安大橋の夜景を見ながら、釜山でも名高い霜降りのお肉で素敵な食事をしてみてはいかがですか?ナビもプライベートで行くお店なので、胸を張って紹介できちゃいます!以上、プサンナビがお伝えしました。