パンスターフェリー(大阪−釜山)

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ユカユカの乗船体験レポート「パンスターフェリー」

ユカユカ、パンスタフェリーで里帰り!

アンニョンハセヨ、プサンナビのユカユカです。みなさん、私のふるさと、大阪と釜山もフェリーで結ばれているって知ってました?距離的にみるとあまりにも遠く感じるので、九州はともかく、大阪から釜山まで船で行くなんて・・・と思ってしまう方も多いはず。乗船時間はなんと18時間。たしかに、長い。この18時間を船の中でどうやって過ごせるのか考えてみても話は始まりません。実際に乗ってみなければ。そこで、今日は、私が大阪人を代表しまして、里帰りもかねて、大阪と釜山を結ぶパンスターフェリーに乗船して参りました!!
釜山国際旅客ターミナルから出発
パンスターフェリーの搭乗窓口はターミナルの2階です。ここでチケットを発行してもらい出国審査、船乗り場へ。
船に乗り込むとまずカウンターでお部屋の鍵をもらい、お部屋に。お部屋の種類はスタンダードからロイヤルスイートまで全部で5種類。今回は、パンスターフェリーさん一番のオススメルーム、ジュニアスイートを利用させていただきました。トイレ、シャワー、シャンプーセット、テレビ、ソファまでついて私にはもったいないぐらいの立派さです。
荷物を置いてまずは、釜山に別れを告げに甲板へ。釜山タワーさいなら。さいなら。また会おな。

18時間の過ごし方

さて、ついに始まった18時間の長旅。18時間寝てばっかりではもったいない。それに船の中にはいろんな施設があって、なんだか楽しそう。私は、こんな感じで過ごしてみましたよ。参考にしてくださいね。

ゲーム
インフォメーションセンターでゲームカードを購入し、売店でビールも買い、やろうやないの、花札を。勝ったるで。

カラオケ
日本の歌もあるけど、ちょっと懐メロ系。ちょこちょこっと新しい曲も入っていたり。例えばモーニング娘。「ハッピーサマーウェディング」とか。(えっ、古い?)ってことで一人で熱唱。

お部屋でテレビ
暇つぶしにはやっぱりテレビ。(テレビはプレミアムルーム以上のお部屋にあります)タイミング良く、ちょうど阪神戦がやってるじゃないですか。写真撮影用の姿ではなく、ビールを片手に素で楽しませていただきました。ビールを片手に勝利の六甲おろし、このために生きてきたのかと思うほどの感激です。阪神ファンのみなさーん、今年の阪神もしかしたらもしかするんとちゃいますか?

ラウンジで読書
こう見えて、私、意外に読書好き。時間があれば本を読み始めることで有名なんですよ。窓から海が見渡せるラウンジで読書に浸るなんてなんだか大人ですよね。

食事
売店でカップラーメンもありますが、食事はやっぱりきちんと、きちんと。特等席の海が見えるテーブルで夜はテンジャンチゲ、朝は和食定食をいただきました。接客担当のお兄さん、フィリピンの方ですが、日本語、韓国語をこなします。しかもやっぱりお国柄が出ていてとっても陽気で楽しい方でした。

免税店ショッピング
多くの種類はありませんが、タバコ、酒類はそろっているので忘れていたあの人にという時にはとっても役に立ちそうです。私は父親にマイルドセブンスーパーライトを1,400円で購入。

お風呂
今回利用したジュニアスイートのお部屋には、シャワーもありますが、やっぱり海が見渡せる大浴場は使わなきゃだめですよね。私の入浴シーンを見たい気持ちも分からないこともないですが、嫁入り前ですのでカメラはここまで。

関門海峡は逃す

パンスターフェリーの醍醐味はやはり景色だという事前情報もあり、この18時間に関門海峡、瀬戸大橋、明石海峡大橋、この3つは絶対逃さず見るというのが目標。というより、プサンナビの命令。

関門海峡は逃す
テレビ観戦をし終わったとたん、ビールと阪神勝利の喜びに酔いしれたせいかだんだんと睡魔が。インフォメーションデスクのお姉さんのお話では、関門海峡通過が大体午後11時か、11時30分だとか。いつでも外に出られるようにと服を着たまま、電気をつけたまま、ベッドに横になったが最後、起きたら夜中の2時でした。ということで、眠気に負け関門海峡は逃してしまいました。すみません。

瀬戸大橋通過はかろうじて
気を取り直し、瀬戸大橋は必ずみるぞ!!ところが、起きてみると5時半。もしかして瀬戸大橋も逃したか?関門海峡も、瀬戸大橋も見られず、写真もとられへんかったら私の首は確実に飛ぶ。そんな恐怖から、寝癖でぼさぼさの髪のまま船内にいる人に片っ端から「あの、瀬戸大橋はもう通りましたか?」と聞き回るもののみなさん「ちょっと、分かりませんね」とあまりにも興味なさ過ぎ。取り敢えずまだ通ってないことを信じで身なりを整え、6時にオープンしたインフォメーションデスクに。
「あの、瀬戸大橋通りましたか?」
「まだですよ」
「これで首がつながった」
そして、待望の瀬戸大橋通過!!日本を代表する橋の真下を渡れるなんてすごい経験です。瀬戸大橋通過の喜び、橋の壮大さ、朝の清々しさ、たまりまへん。あまりの気分の良さに思わずラジオ体操なんてしてみたり。(大阪発のパンスターに乗れば夜の瀬戸大橋が見られるとか。それもさぞかしきれいで、ムードもたっぷりでしょうね)

明石大橋通過は余裕で
大阪到着を間近に控えて、その前に世界最長の吊り橋明石海峡大橋を通過。これで、日本の大物の橋の下を2回もくぐってしまいましたよ。写真撮影も無事にでき、これで私のプサンナビ残留は確実なものになりました。

ついに大阪
明石海峡をすぎて2時間ほど過ぎると、見慣れた海遊館の建物も視界に入り、安藤建築の大阪国際フェリーターミナルもどんどん大きくなり・・・下船の準備です。鍵をカウンターに返し、パンスターともお別れです。18時間お世話になりました。おおきに
やっぱり、大阪に来たからにはお好み焼。地下鉄で難波に行き、待ちに待ったお好み焼きを食べながら「やっぱり、ええなあ、大阪は」としみじみ味わうユカユカでした。
九州からは「船か飛行機」と選択の幅があるのに対して、大阪というと「飛行機」という単純な考えを正す時がやって来たという感じです。だって、関門海峡、瀬戸大橋、明石大橋、メジャーな橋を3つも通って行く船をほかで見たことありますか?とても贅沢なことですよ。18時間というと長く感じますが、景色を楽しんで、ゲームして、お酒飲んで、読書して、お風呂入って、食事して・・船の中でできることがこれだけ揃っているなら、長旅も苦にならない。パンスターフェリーがあるんですから、大阪からの出発に「船」という選択肢を追加するのはどうでしょう?以上、プサンナビのユカユカがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2003-05-02

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