釜山の歴史、文化、そして景色を楽しめるイバグキルにある市民の交通手段・モノレール
こんにちは、プサンナビです。釜山市内にはたくさんの観光地がありますが、釜山通、釜山リピーターに特に人気なのが釜山駅から徒歩で行ける「イバグキル(物語の道)」。釜山は山も多く、急な山肌にたくさんの家屋が並んでいて、傾斜の激しい坂道や階段で行き来する住宅地も多く、昔からあるこういったエリアは車が入らない狭い路地も多いんです。イバグキルもうそういったエリアにあり、住んでいる方のために市が無料の交通手段としてモノレールを作りました!特にお年寄りが多いエリアということで、安全にそして楽に家との往復をしてほしい、という願いから作られたとか。ということで、今日はそのモノレールをご紹介します。
草梁イバグキルとは?
「イバグキル」は道のあちこちに物語が隠れていて、見る人を飽きさせないという意味からこの名がつけられました。ちなみに「イバグ」とは慶尚道の方言で「話」という意味で、とっても釜山らしい名前!この「イバグキル」は釜山駅から約1.5キロ、約2時間の散策コース。このあたりは朝鮮戦争の際、北朝鮮から逃げてきた避難民が住居を求めて集落を作り、家屋を建てたところ。2011年、釜山市がすすめる都市再生プロジェクトの1つとして、歴史・文化・景観などの地域資源を活用した新しい観光名所「イバグキル(物語の道)」が誕生しました。
モノレールがある168階段!
草梁小学校から150m先に100段を超える長い階段が見えてきます。その名の通り、こちらは168段ある階段。下から眺めるだけでも息が切れてしまいそうですが、登りきった後には釜山港が目に飛び込んで来る絶景が待っている!階段を登りながら、歴史や暮らしてきた人々の生活を肌で感じることができ、丘の上に登ればベストショットプレイスとして、たくさんの観光客が訪れます。こちらのモノレールはこの階段の脇を上がっていくように作られていて、168階段を登らず、モノレールで上まで行けます。
イバグキルとして観光地になって数年経過した2016年に設置されたこちらのモノレール。住んでいる方の便宜のための交通手段として設置してあるので、チケットはなく、もちろん無料で、順番に待って乗車が可能。
モノレールの注意事項
・運行時間 7:00~21:00(6~9月)、7:00~20:00(10~5月)。
・20時以降は2.3階のみ運行。
・強風などの影響で運行が休みの日もあります。
・定員は8人乗り。
・お年寄り、足の不自由な方など優先にしてください。
・お問い合わせ:東区051-440-4611.
モノレールを降りて上からの景色!釜山港を一望できちゃいます!
いかがでしたか?このモノレールは営利目的や観光目的ではなく、あくまでも住んでいる方々の交通手段として運行しています。観光客の利用も可能ということですが、住んでいる方やお年寄りの方、優先で節度ある利用をしましょう!以上、プサンナビがお送りしました。