いらっしゃいませ、ここが慶州の玄関口!
アンニョンハセヨ、ナビです。鉄道に乗って訪れる人を迎える、慶州の玄関口がここ慶州駅(キョンジュヨッ)です。慶州駅からはさまざまな都市へ向かう鉄道が発着しています。東大邱(トンテグ)を経由してソウル駅まで向かう京釜・大邱線、安東(アンドン)から清涼里(チョンニャンニ)に向かう中央線をはじめ、江陵(カンヌン)、釜山(プサン)などなど。駅構内の施設を含め、慶州駅を活用してみましょう。
慶州駅構内にある施設
<チケット売場>
入ってすぐ右手正面にチケット売場があります。チケット売場のすぐ隣には観光案内所があるので便利です。各種パンフレットや簡単な時刻表などもここでもらえます。
<売店>
飲物や菓子、新聞、タバコなどを購入できます。営業時間は午前7時30分から午後11時までです。
<ファンナムパン>
慶州名物ファンナムパンが出店しています。お土産用にどうぞ。
<待合室>
列車の到着を座って待ちます。待合室の中にはコンピュータが5台設置されており、30分1000ウォンでインターネットやゲームができます。
そのほかにも、コインロッカー(900ウォン)、銀行や郵便局のATM、公衆電話などがあります。トイレもきれいなので、観光の合間にちょっと立ち寄るにも便利な場所です。
慶州駅を出ると
慶州駅を出るとすぐ前は広場のようになっています。時間帯によっては大型バスで埋め尽くされますが、開放感あふれる雰囲気は到着気分を盛り上げます。大通りの手前に伝統的な瓦屋根の観光案内所、左手にはレンタサイクル店があります。横断歩道を渡った先には城東(ソンドン)市場があり、繁華街、商店街なども近いです。また慶州駅からはバスが何本も出ており、観光スポットへのアクセスも抜群です。バスの乗り方については下記をご参照ください。
駅舎の看板
駅舎からホームに出てすぐ振り返ったところに、古めかしい看板がかけられています。この看板は慶州駅ができた当時に、有名な書家の先生によって書かれたものだそうです。現在慶州駅の正面入口にはハングルで書かれた看板がかけられていますが、ちょうど建物の反対側あたりにこの漢字で書かれた看板があります。
皇吾洞三層石塔
この三層石塔は慶州市排盤洞にあった獅子寺址から、崩れた状態だったものを慶州駅に移して復元したものです。慶州駅が沙正洞から現在の場所に移転したとき、記念として現在の場所に移されました。慶州で見られる新羅時代の石塔とは少し異なり、新羅の石塔様式から高麗の石塔様式に移り変わる過渡期の石塔として注目されています。慶尚北道文化財資料第8号に指定されています。
慶州からソウルへ
慶州から東大邱を経由してソウルへ向かうセマウル号が走っています。所要時間は約4時間40分。ソウルへは1日10本が出ています。急ぐ方は新慶州駅まで行きKTXが便利。慶州から東大邱に向かう列車は1日5本発着。
慶州から釜山へ
釜山まではムグンファ号で行くことになります。ムグンファ号だと約2時間かかります。ただ釜山までは市外バス、高速バスも往復し、時間、便数ともにバスのほうが便利。料金も一般バスで4000ウォンなので列車の旅にこだわる人以外はバスをオススメします。また釜山での発着駅は釜田駅になります。
そのほか慶州から浦項へ9本の列車があります。また本数は少ないですが、清涼里、江陵までの直通列車が各1本ずつ発着しています。
異国の地で列車の旅。風情がありますよね。慶州のあたりでは車窓からのどかな水田風景が見られます。慶州駅から、あるいは慶州駅まで。列車の旅を楽しんでみてください。以上、ナビでした。