釜山国際映画祭、「HERO」をひっさげてキムタクが釜山入り!

キムタクを見に全国各地から韓国ファンが大殺到!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。今月(10月)4日から開幕した釜山国際映画祭も今日で6日目。開幕式はあいにくの雨でしたが、翌日にはすっかり晴れあがり、これぞ釜山、これぞ映画祭!青い海と青い空がさらに映画祭の雰囲気盛り上げてくれました。特に週末はたくさんの人出で、メイン舞台となった海雲台をはじめ、釜山の街は朝から晩まで、いや明け方までにぎわいましたよ。さて、その盛り上がりの中、日本からの話題のゲストといえば、そう、木村拓哉!以前にも予定が変更になって映画祭に参加できなかった木村拓哉が、今年はほんとにほんと!やってきました~。韓国のファンたちもキムタクを直接見られる数少ないチャンスを逃すわけありません。当日、主演映画、「HERO」上映時には野外上映館の5000あまりの席がほぼ埋まるほど、全国各地からファンたちが集まりましたよ。ではさっそく、「HERO」公式記者会見、映画上映前の舞台挨拶、そしてファンたちの様子などもふくめてご紹介しましょう!

■映画「HERO」公式記者会見

韓国では10月末(あるいは11月1日)に映画「HERO」の公開が予定されているので、この釜山国際映画祭が国内初のお披露目ということに。木村拓哉は、4日の開幕式はソウルのファンミーティングに出席、ということでレットカーペットには現れませんでしたが、5日は釜山入り!午後1時30分から映画の公式記者会見、午後8時頃からは映画上映前の舞台挨拶に出席という日程。記者会見会場には日本、韓国、香港、台北などアジアを中心にたくさんのメディアが取材に来ていて、会見の間中、キムタクが笑うたびにバシャ、バシャバシャバシャッ!たくさんのカメラマンがいい表情を撮ろうと集中してましたっ。ではその記者会見のもようから。
記者会見スタート!
木村拓哉:「アニョハセヨ、チョヌン タクヤイムニダ パンガッスミダ」と流暢な韓国で挨拶したキムタク。その後は日本語で・・・。
日本は島国なので、こういった海外の皆さんに受け入れていただくまでには海を渡るという作業が必要ですが、これだけたくさんの人に迎えていただき光栄です。本当にありがとうござます。
監督:今日初めて釜山で「HERO」が上映されるんですが、本当に感謝してますし、こんな風にたくさんの方に集まっていただいて、本当にありがとうございます。
まだ映画の上映前ですが、ご覧になってからまた語っていただきたいと思います。ありがとうございます。
他の映画祭との違いは?
Q木村さんはカンヌにも行かれたと思いますが、カンヌと釜山を比べるとどうですか?
木村拓哉:カンヌもすばらしかったですが、韓国のロケはやっぱり一番メシがうまい。撮影中の食事もおいしかったですね。

話題のチョングッチャンについて
Q木村さんが撮影したチョングッチャンのお店で今日チョングッチャンを食べてきたんですが、映画の中で実際にチョングッチャンを食べられたんでしょうか?
木村拓哉:映画の中では結局チョングッチャンを食べられなかったんです・・・あとで映画をご覧いただければ分かると思いますが・・・。

Q数ある韓国料理の中でチョングッチャンにした理由は?
監督:映画の中ではその名前を連呼するシーンなんで、言いにくいのじゃだめだってことで、チョングッチャン。チョングッチャンにしました。

韓国の俳優に対しての感想は?
Q韓国の俳優さんと一緒に仕事をされたことも多いと思いますが、感想は?
木村拓哉:集中力があって、映画に関しては長いスパンで撮影すると聞いたんですが、ドラマに関しては日本では考えられないタイトなスケジュールであれだけのものを作ることはすごいと思いますし、あと、韓国の女優さんたちはなんであんなにキレイなのか?と思いますね、はい・・・。

これからやりたい役柄について
Q次回の作品ややりたい役柄などはありますか?
木村拓哉:次回作は今もう撮影中なんですが・・・特に具体的にどれをやりたいというより、自分の世界を魅力的に広げていきたいと思います。

韓国はもちろん、台湾、日本、香港といろんな国の方からたくさんの質問が飛び、木村拓哉も監督も一つ一つ、丁寧に答えていましたョ。会見中になんどもマイクが混線してキーキーすごい音が出たにも関わらず、笑顔でだまっていた木村拓哉、最後のフォトタイムには、エレキ演奏を真似したり、テノール歌手の真似したり・・・というおちゃめなパフォーマンスも^^;

■映画上映前の様子は?!

実はナビスタッフの1人がスマップの大ファンで、今回キムタクが来るかも・・・というニュースが出た途端、映画祭に合わせて釜山行きを決定~。スマップのファンクラブのメンバーと同伴席(KTXの4人一緒に予約すると割引になる特典)を利用して釜山に行くと。当日、お昼頃着いたそのスタッフいわく、「HERO」の上映会場であるヨット競技場・野外上映館には1000人ほどの長蛇の列ができているとのこと。ナビもどんなもの?!と午後3時ごろ行ってみると、人・人・人。このカンカン照りの中、たくさんのファンが少しでも前の席を狙って並んでいるではあ~りませんか。
★突撃インタビュー!★
先頭から最後尾まで、一通り見てみると、女性がほとんど。木村拓哉の団扇やバスタオル、Tシャツなど、キムタク&スマップグッズを持って、ピクニックシートに座って傘を差して、木村拓哉&スマップの話題で盛り上がっているよう。年齢層は高校生から50~60代のおばさままで。たまにおじいちゃんがいたりして、ん・・・孫に頼まれたのか??と不思議に思ったり。まずは列の先頭に並んでいる方に話を聞いてみることに。
<先頭はファンカフェのメンバーたちが独占?!>
ナビ:皆さん、どちらからいらっしゃったんですか?
ファン:テグ、ウルサン、ソウル、プサン・・・
ナビ:皆さん、バラバラですね。もともとお知り合いなんですか?
ファン:みんなバラバラにやってきて、ここで知り合ったんです。話をしてみたら、みんなキムタクのファンカフェのメンバーで。周りもほとんどそうですよ。スマップのファンカフェはいくつかあって、それぞれ会員数は多いんですけど、そこでみんな情報を交換して。今回みたいにキムタクが来るっていうと現地で集合しちゃうんですね。スマップのファンっていう共通点があるから、どこのイベントに行ってもすぐ仲良くなっちゃうんです。
ナビ:何時ぐらいからここにいるんですか?
ファン:・・・昨日の夕方からです(ええ???)・・・ここで寝て、食べて・・・もう20時間ぐらい経ちますね。釜山駅着いてからすぐ来たんで。
ナビ:すごいですね・・・そんなにまで見たい理由は?キムタクの魅力って?
ファン:ファンになってからは・・・(私は)1年、(僕は)3年、(私は)2年ですけど、やっぱり格好いいし、演技もうまいし、おもしろいし・・・。もともと韓国でスマップに会える機会ってほとんどないから。日本でも少ないですけど・・・このチャンスは逃せないですよ。キムタクだけじゃなくて、スマップのコンサートに行ったり、チョ・ナンカン(草なぎくん)が韓国に来たら見に行ったり、カフェの人はみんなスマップのファンでもあるんです。
スマップに言っといてください。「もっと韓国に来てくれって~。」
ナビ:ええ、今度(笑)。映画楽しんでくださいね。ありがとうございました。
<こちらもファンカフェのメンバー>
ナビ:皆さん、どちらからいらっしゃんたんですか?
ファン:仁川、金海、釜山、ソウル・・・ソウル組はKTXで一緒に来たんですが、後はここで出会ったカフェのメンバー仲間です。
ナビ:何時頃ここへ?
ファン:12時半ぐらいです。
ナビ:上映までずいぶん時間がありますけど・・・。
ファン:あと・・・5時間ぐらい、話をしていたらあっという間です(笑)
ナビ:皆さん、キムタクのファン?
ファン:そうですね・・・キムタクとスマップのファンです。
ナビ:ファンになったきっかけは?
ファン:最初はウォン・ビンに似てる俳優って話題になっていて、それからリーバイスのCMを見て格好良いなぁって。それから意識してドラマとか観るようになって、やっぱりスマスマは必ずチェックしてます(そうそうbyみなさん!)。いろんな作品を見るようになって、キムタクは顔がいいだけじゃなくて、演技もうまくて、俳優としてもすごい人なんだなって。それから、ファンサイトを見つけて、スマップ情報がいっぱい載っているんで、毎日情報をチェックしてます。だから、今日みたいにイベントがあるとこんな風に集まるんです。
ナビ:ファン層はやはり20~30代の女性が多いんですか?
ファン:小学校から40、50代までいろんな人がいますよ。男性もいますし。今一緒にいるメンバーは高校生から30代前半の女の子ばっかり。仕事しているメンバーは会社を休んで来ています・・・。(30代のフリーデザイナー:30にもなってアイドルのおっかけしてるって親に言えないから、今ソウルに住んでるんですけど、もともと実家は釜山で、今日も親に内緒で来てるんですよ)
ナビ:今回ソウルでもファンミーティングがありましたが?行かれた方は?
ファン:私は(メンバーのうち1人)空港までお出迎えに行って、ファンミーティングも行きました。あ、そのときキムタクにあげたプレゼントの一つが、このTシャツです。ファンカフェオリジナルの限定品なので、もうどこにも売ってない貴重なTシャツなんですよ。
ナビ:今回、釜山での予定は?
ファン:この後帰る人がほとんどです。ソウル組は高速バスで今日ソウルに帰ります。
ナビ:そうなんですか・・・。まさにこのイベントのために来た方が多いんですね。では、楽しんでくださいね。ありがとうございました。

■観客入場!

あの長蛇の列がとうとう動きはじめ、皆さんプリプリ急ぎ足で続々着席~。特に先頭のほぼ24時間待ったというファンたちは前列を確保。待った甲斐がありましたね。観客席が次々と埋まっていくなか、舞台の壇上にカフェのリーダー?!があがって、なにやら声もかれがれ説明中。「HERO」と書かれたピンクと白の用紙を配り、大きな「HERO」を表現しようとしているよう。ん・・・舞台から見ていると、なかなか難しいですね・・・。「皆さん、合図をしたらプレートをあげてください!」とリーダー。キムタクを迎えるファンの準備も着々です。

■キムタク登場!

30分ほどミュージカルの公演が行われたあと、レッドカーペットには万一の事態に備えて?!警備員だけでなく、警察がずらり。そして会場は、もうそろそろキムタクが登場しそーな雰囲気でいっぱいに。観客のほとんどがレッドカーペットを見つめるなか、舞台横からひょっこり鈴木監督が登場、そしてキムタクがレッドカーペットを通って堂々とメイン舞台上へ。「きゃーーーー、きゃーーーーーー」会場はかなり沸きました。壇上でキムタクは、こんな大きな会場にこんなたくさんの方に来てもらってうれしいとコメント。5~10分ほど挨拶&話をしたあと、フォトタイムがあり、やっと待ちに待った映画がスタート。ファンたちはもうスクリーンに釘付け~。上映中、ファンの方は日本語を話せる人が多いせいか、もちろん字幕はついているものの、笑いやざわめきが早かったような気が・・・。また、最後のキムタクと松たか子の○スシーンでは・・・ナビの前後のファンが「アンデ~(ダメ~)!!!」と叫んでましたっ。
いや~、それにしても、こんな大勢の木村拓哉のファンを目の間にすると、なんだか圧倒されますね。今回のキムタク来韓ですが、映画祭がスタートする前、来韓決定のニュースから映画祭の公式記者会見、野外上映での舞台挨拶まで、ネットから新聞、テレビ、フリーペーパーなど、地元の多様なメディアで話題になっていました。特にインターネットは会見が終わった数十分後?数時間後には写真や記事がアップされていてぴっくり。どこかの新聞では、キムタクが韓国でも活動したい・・・というようなコメントが書かれていましたが、実際どうなんでしょうか?キムタクで日流旋風?!これからもちょくちょく遊びにきてくれるといいですね。以上、プサンナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-10-09

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