平和市場（釜山）

普通、韓国の市場と言えば、露天商とか路上販売が思い浮かびますが、ここ平和市場は４階建ての建物に９００余りの店舗が入居し、それぞれ天井までぎっしりと商品を並べているという感じで、ちょっとイメージが違います。建物の外には小売業者が仕入れた商品がずらっと並べて積み上げられており、１階フロアは店舗と屋台売りの商品の数々がずらっと並べられて、さらに店員とお客の駆け引きの声でごった返しています。この熱気がまさに韓国の市場の象徴とも言えるでしょう。

１階はドアを開けて入るようになっており、２階へは１階のドアの横にある階段を利用するようになっています。階段は建物の中ではなく、外にあるので注意してください。２階に入ってみると、あれ、人影が見えません。あぁ、商品が天井近くまで積み上げられているので、それらが壁になってるんですね。さらにお客さんもひしめいていました。少し歩いてみると、婦人服が壁際にずらっと展示されています。ミリオレやルネシティーの通りのお洒落なお店で見かけるようなデザインです。しかも卸値は超お買い得！しかし、個人客が値段交渉を上手にやろうと思ったら、やはり韓国語は不可欠でしょう。さらに、あくまで卸値ですから、単品購入だと大幅な値引きは期待できないかもしれませんが、それでも通常よりは安くしてくれるのでここで買って損はないと思います。
あっ、これは水族館？目が疲れていたので気分が良くなりました。

ここ平和市場は、小売業者たちが大挙してやってくるため、買い物をするなら正午から１６時半までくらいがいいそうです。駐車は市場周辺の路上に有料駐車しなければなりませんが、買い物をしたらそのお店で無料駐車券をくれるそうです。外を見てみると、平和市場のすぐ後ろに見えるビルは、大型流通センター「イジベル」という、また違ったタイプの商業ビル。平和市場は赤壁の４階建ての建物です。

平和市場のすぐ横に見えるのは自由市場で、生花と造花などで有名な場所です。市場の横に見える沢山のティギム（天ぷら）屋台と凡一洞、貴金属専門店街の通りを過ぎたら、中央市場が見えてきます。このように、多くの市場がひしめいているところで感じる韓国の姿は、「騒々しい」あるいは「活気がある」とでもいいましょうか。このレポートをご覧になって、実際に足を運んでいただいた皆さんはいったいどんな姿をお感じになられるのか大変興味深いです。プサンの巨大な流通商店街の中心にある「平和市場」からプサンナビがお伝えしました。