ここが正真正銘の国際市場!!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。観光で欠かせないショッピングスポットの一つとして挙げられる国際市場ですが、皆さんはどの辺が国際市場だと思っていますか?一般的に国際市場として観光客などに認識されている場所は、本当の国際市場よりももっと大きく、広い範囲なんです。実は、本当の国際市場、つまり正真正銘の国際市場は全部で12個の2階建ての建物から成っている場所のことを言うんですよ!ご存知でしたか?あのカバンやメガネ屋さんがたくさんある通りで知られるアリラン通りのお隣がその本当の国際市場。ということで、本当の真の国際市場にスポットライトを当て、詳しく見ていこうと思います。
国際市場の歴史
国際市場がその姿を現したのは1945年の韓国独立の時だと言われています。その当時、この地に居た日本人が立ち去る際に戦時統制物資を売り始め、その当時はただの空き地であった場所に自然発生的に常設市場が生まれたんだそうです。その後、1950年の朝鮮戦争以後、北部からの避難民が商売を始め、市場としての形が形成され、大きくなったと言われています。その当時は、アメリカ軍の軍用物資を横流ししたものや釜山港を通して密輸したものなども売られる闇市的な存在でもあったとか。今では約650軒の業者が入り、寝具、厨房用品をはじめとした生活用品、韓国伝統衣装、カバン、メガネなど様々なものが安く買える、釜山で一番名の知れた市場です。しかし、さすがに老朽化し、最近では国際市場現代化計画も持ち上がっていますが、まだ実現はされていません。
国際市場の仕組み
国際市場の中に入ってみると小さいお店がたくさんあり、どこがどこだかわからなくなってしまうような感じですが、ここは住所の代わりに番号があり、それを頭に入れておくと迷わず歩き回れるようになっています。国際市場は、大きく分けて2階建て棟2つからなっています。右側がA棟、左がB棟という風に呼ばれていて、市場の奥から1工区、2工区、3工区、4工区、5工区、6工区となっています。2階部分は、A棟とB棟の間各工区のすべてに渡り廊下があり、自由自在に1階、2階へ上り降り可能な造りになっています。
大まかに工区別に売られているものをまとめてみましたよ!
2階地図
1階地図
観光スポットの1階と卸売りの2階
国際市場は1階と2階部分があることは前にも触れましたが、1、2階部分はお店の色が多少違うんです。というのも、観光客が多く訪れる1階部分は、観光客向けのお店が多く、お値段もちょっと高め、そして、あまり一般の人が行かない2階部分は、卸売り専門のお店が多く、値段も卸売り価格という感じになっているんです。この2階部分は、ナビが釜山在住2年目にしてやっと行って見た場所というだけあって、かなりディープな部分ではありますが、知る人ぞ知るかなりのお買い得穴場スポットなのです。1階で売っていた商品と同じものが2階では半額だったぁ~なんてこともあるので、勇気がある方は是非一度探検に行ってみてください。
<お土産にオススメな商品は?>
ここ国際市場でお土産にオススメなものは?ということで、探してみました。
厨房器具・食器類
1階にある食器屋さん。韓国チックな食器や箸、スプーンなどから石焼鍋、鉄板など韓国の食卓に欠かせない食器類が勢ぞろいしています。お土産にするのもいいし、ただ見るだけでも楽しめそう!!
漆器類
韓国の伝統品、螺鈿(らでん)の小物や家具は観光客にも大人気です。2工区1階にお店がたくさん入っています。
寝具
色鮮やかな韓国風座布団、枕などはお土産にも良いのでは? かさばって日本まで持って帰れない!という方はカバーだけでも購入可能!寝具店は3工区1階にたくさんあります。
韓服
オーダーメードが基本ですが、中には既製品を扱っている店もあるので、気軽にのぞいてみてください。韓服を着る際に持つバックや靴下などの小物を売っていますよ!2階の4・5・6工区にお店が集まっています。
民芸品
韓国チックなデザインのストラップやキーホルダー、小物入れなどお土産に最適な民芸品の卸売り屋さんも2階の1工区にあります。お値段もかなりお買い得になっていますよ。
パジャマや靴下
お土産に?!と思われる方もいるかも知れませんが、シルクのパジャマや下着がかなりお安くゲットできちゃうんです。デパートで買ったらウン万円もしちゃう?!物が、10万ウォン以下だったりと、かなりオススメです。
観光のパンフレットやガイド本に、国際市場はこの辺です!と書いてありますが、本当の真の国際市場とは、今日、ご紹介したところのことを言うんですよ~!!歴史がある市場なだけに、ちょっと古いイメージは否めませんが、ありとあらゆるものが揃っている、釜山が誇る国際市場!皆さんも、地元の人に同化しながら、ショッピングを楽しんで見てくださいね~!以上、プサンナビがお送りしました。