南浦洞から海雲台までたったの45分!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山を代表する観光地、海雲台(ヘウンデ)まで地下鉄で行けるようになりました。8月29日の正午をもって地下鉄2号線が全線開通したんです。広安(クァンアン)駅からヘウンデの新都市萇山(チャンサン)まで8区間が開通。朝5時20分から翌日0時30分まで、1日376本の電車が4~6分間隔で運行するため、釜山観光がますます便利になります。
2号線で行こう!
西面(ソミョン)を中心として釜山を十字に分ける地下鉄は、観光客にとっても重要な交通手段。地下鉄2号線が開通したことを記念し、2号線で新たに行けるようになった場所を簡単に紹介してみましょう。未開通区間であった広安駅から海雲台方面の萇山駅までを中心に、見所をずらりと並べてみました。
まず、広安里(クァンアルリ)海水浴場ですが、広安駅ではなくひとつ手前の金蓮山(クムニョンサン)駅で下車したほうが便利です。3番出口から出てすぐ下に見える道路を直進し、7分ほど行くと海に到着します。おなじみのロッテリアもあるので、足が疲れたら海を見ながら休憩するのもいいかもしれません。海岸を正面に左手に歩いてゆくと市場と刺身屋の合体した民楽刺身センターがあります。ロッテリア方向にまっすぐ歩き、マクドナルドを過ぎて海岸の終わりまで行くと3階建ての建物が見えます。
水営(スヨン)駅は現在工事中の地下鉄3号線と交差する予定。その水営(スヨン)駅と民楽(ミルラッ)駅を過ぎると次はセンタムシティ駅です。センタムシティ駅の1番出口を出ると小さな野外広場があり、正面にはBexco(ベクスコ)の建物が見えます。このBexcoには釜山アジア大会のメインメディアセンター(プレスセンター)があり、また各種博覧会や大型コンサート、釜山国際映画祭の開・閉幕式など、さまざまな行事が開かれるコンベンションセンターとしても有名です。建物は大型船舶をイメージして造られたとのことで、建築を専攻する人には興味深いかもしれません。
次は市立美術館駅。釜山市立美術館を観覧するためには5番出口を利用します。この釜山市立美術館は2年に1度開かれる釜山ビエンナーレのメイン会場でもあり、今年の9月15日からはアジアの美術祭も開催されます。この駅の7番出口からもBexcoを利用できるのでご参考ください。
冬柏(トンベッ)駅からは冬柏公園やシネマテック釜山に行けます。シネマテック釜山では黒沢明映画祭も開かれており、一般映画館では見ることのできない古典や独立映画を鑑賞することができます。資料室に行くと釜山国際映画祭で上映されたすべての映画を無料で鑑賞することもできます。
ついに海雲台海水浴場まで地下鉄がつながりました。国鉄海雲台駅と地下鉄海雲台駅は隣合わせ。海岸に行くにはまず3番か5番の出口を出てまっすぐ行き、三叉路に出たら海雲台市場には向かわず右手に折れます。ダンキンドーナツを過ぎると、マクドナルドの向こうに海雲台の浜辺が見えます。
海雲台周辺のホテルを地下鉄で利用する場合は海雲台駅で下りましょう。地下鉄海雲台駅から海岸までは徒歩5分程度。釜山アクアリウムを始めマリオットホテルやウェスティン朝鮮ビーチホテルも海岸から7分前後です。海を見ながらホテルまで散歩するのもよいかもしれません。
中洞(チュンドン)駅は9番出口を利用すると大型ディスカウントストアのEマートに行けます。
以上、簡単ではありますが、2号線の開通によってさらに身近になった観光地を紹介してみました。海雲台方面に向かう際には、ぜひ参考にしてください。ますます便利になってゆく釜山から、プサンナビがお届けしました。
所要時間
南浦洞‐海雲台:45分前後(西面で萇山方面2号線に乗り換え)
西面‐海雲台:30分前後(萇山方面2号線乗車)
東莱‐海雲台:45分前後(西面で萇山方面2号線に乗り換え)
釜山駅‐海雲台:40分前後(西面で萇山方面2号線に乗り換え)
広安里(金蓮山駅)‐海雲台:15分前後(萇山方面2号線乗車)
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記事登録日:2002-09-10