釜山から蔚山、慶州へ~ゆっくりのんびりと景色を満喫するローカル線の旅!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。去年(2004年)、韓国にも韓国版新幹線と呼ばれるKTXが開通し、韓国国内の移動時間が大幅に短縮され、ソウルと釜山をセットで旅行される方が増えたと言われています。その反面、韓国の田舎街や大自然の山々の景色を十分に楽しめなくなったり、ゆっくりと旅の過程を味わうことができなくなったりと、情緒がなくなったと感じる方もいるんではないでしょうか?ナビも実は、その一人なんです。今日は、以前からナビが気になっていた素晴らしい景色を見ることができると言われている東海南部線というローカル線をご紹介したいと思います。
東海南部線
東部南部線とは釜山と浦項(ポハン)を結ぶローカル線のことを指します。釜山からは、東部南部線の始発終着駅として2004年に新しい駅舎になった釜田駅。釜山の台所と呼ばれる釜田市場の目の前にあります。そこからスタートして、海雲台や機張、蔚山、慶州、浦項へ続くローカル線なんです。海沿いや古都慶州市内を走りぬけるこの汽車は、車窓の風景が素晴らしいと評判で、わざわざこの景色を見るためだけに汽車に乗る人もいるほどなんだとか。
<東海南部線の地図>
釜田駅から慶州駅までの車窓の旅!!
今回、ナビは終点の浦項までは行かずに、新羅王朝が栄えた歴史の街「慶州」まで行ってみました。ちょうど春の季節に行ったので、車窓の風景は色とりどりの花々で一層、素晴らしかったですよ。
釜田(プジョン)→東莱(トンネ)→海雲台(ヘウンデ)→松亭(ソンジョン)→機張(キジャン)→佐川(チャチョン)→月内(ウォルネ)→南倉(ナムチャン)→徳下(トクハ)→蔚山(ウルサン)→虎渓(ホゲ)→入室(イッシル)→仏国寺(プルグクサ)→慶州(キョンジュ)
釜田駅から海雲台駅
朝9時10分発慶州行きのムグンファ号に乗って出発です。
出発した瞬間から釜山の桜が目に入ります。釜山市内を通っているので、観光旅行では見られないちょっとディープな釜山の街や釜山のコンベンションセンターBEXCOなども見れます。
海雲台駅から松亭駅まで
ここからが、このローカル線の一番の見所です!!機張駅を過ぎる辺りまで、ずっと海岸線に平行して汽車が走るので、釜山の海、広安大橋や五六島まで一気に楽しますよ!!ナビが取材に行った日のお天気があまり良くなかったので写真写りは悪いですが、実際はとってもきれいな車窓の景色ですよ!
松亭駅から月内駅まで
釜山市内を離れて行くにつれ、ビルや民家などがだんだん少なくなる一方で、田んぼや畑の田園風景が目に付くようになります。
月内駅から蔚山駅まで
蔚山に近づいてくるにつれて、煙を上げている煙突などが見え始め、工場が集まっている工業団地になって行きます。線路も1車線しかなかったのが、2、3つと増え、途中貨物電車とすれ違ったりといった光景もありました。
蔚山駅から慶州駅まで
で蔚山から慶州までは約30分の距離。慶州市内に入ってすぐに仏国寺駅を過ぎたら、新羅王朝の歴史の跡が感じられる古墳など見ることが可能です。また、桜の時期でしたら、線路沿いには言葉を失うほど素晴らしい桜並木があるので、お花見も楽しんでみてくださいね!
釜山か慶州まで約2時間のローカル線の旅、いかがだったでしょうか?時間に余裕のある方や車窓からの風景が好きという方は、今日ご紹介した東部南部線の旅をオススメします。景色を見ているうちにあっという間に到着してしまうので、時間も気になりません!!キンパッやゆで卵片手に韓国のローカル線を楽しんでみてください。以上、プサンナビがお送りしました。
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記事登録日:2005-05-10