ナビ掲示板の常連『テジカルビさん』のプサン豚肉三昧体験記!
アンニョンハセヨ、プサンナビのユカユカです。釜山でこんにちは第9弾。今回は、とっても大物ゲストに登場していただくことになりました。
ナビファンの方なら、掲示板の常連さんテジカルビさんをご存じなのでは?掲示板へのお店の情報、お店の批評などの書き込み数はソウルナビにて798回、プサンナビにて168回(2003/3/28現在)。テジカルビさんの書き込みが旅の参考になった方も多いはず。ナビから感謝状を贈らせていただきたいほどです。そんな、掲示板キング、テジカルビさんが食べ歩きをされに釜山にいらっしゃるという情報をキャッチ。こんな大きなチャンスはないと言うことで、お願いして、ナビがテジカルビさんの食べ歩きを取材させて頂きました!!
テジカルビさんのポリシー
テジカルビさんの韓国訪問回数は全部で7回。2回目まではビジネスだったそうですが、3回目からは個人的な食べ歩きがメインになり、基本的にソウルと釜山をセットで回られるそうです。1週間に1回は日本でも韓国料理を食べるほどの韓国料理ファンで、韓国旅行の際には、1日4、5軒は回るという言うからその意気込みのすごさを感じます。そんな韓国グルメの達人、テジカルビさんのポリシーは、
とりあえずガイドブックに出ているお店は攻めてみる。
とにかく行って、食べてみなきゃ分からん。
自分が食べた後の正直な感想を掲示板でみなに伝えたい。これは、親心のようなものだ。
食べ歩き初日 in 釜山大学前
テジカルビさんが、釜山入りした当日、ナビは釜山一の学生街、釜山大学前でテジカルビをさんとお会いすることに。そして、「韓国は牛肉ではない。豚肉だ!!」という考えを持っていらっしゃるテジカルビさんに「豚肉三昧大作戦」を決行して頂きました。
テジカルビの豚肉三昧 一軒目 「テンポーク」
今回の釜山食べ歩き記念すべき第一軒目に選ばれたのは、安く豚肉が食べられると評判の「テンポーク」さん。主に学生が多く利用する豚肉専門のお店です。
サンギョッサル(三枚肉)
このお店の一番の人気メニューともいえるのがこの豚の三枚肉。
サンギョッサルは、薄くて、ベーコンみたいにカリカリに焼くのしか食べたことがなかったけどこういうのもあるんだね。
ナビ:薄いのは、冷凍で、これは生なんですよ。どうですか?分厚いサンギョッサルのお味は?
肉に厚みがあってかなり食べ応えがあるね。このタレにもうちょっと工夫があってもなあ。味が薄いかな。これじゃ、日本人なら物足りないと思うかもしれないね。
お肉は納得の一品のようでしたが、ごま油と塩というあまりにもシンプルすぎるタレはいまいちだったようです。しっかりした味をお求めの方は、塩をたくさん入れましょう。(韓国の方はかなり多めに塩を入れますよ)
テジカルビ
「テジカルビさんがテジカルビ、共喰いだ」なんて、しょーもないことを言い、共喰いショットをねらおうと必死なナビに、自らハサミで切ってポーズまで決めてくれるテジカルビさん。日本では鍋奉行、焼き肉奉行だというテジカルビさんも、ハサミでチョキチョキには「少し、緊張しちゃうな」とのコメントが。(このような安い焼き肉屋では、基本的に自分で焼いたり、切ったりしないとダメなんです)
初めに登場したサンギョッサルに比べるとインパクトに欠ける。でも、1人前2,000ウォン(約200円)という価格のことを考えると良いねえ。
2,000ウォンですから、やっぱりそれほど期待してはいけないのかもしれませんね。あくまでも「2,000ウォンだ」という思いを頭に入れて食べれば美味しい一品と言うことでしょう。
チョンギョッサル(豚の首の横の部分の肉)
豚一頭からわずかしか取れないという貴重なお肉。モチモチした歯ごたえが楽しめるのが特徴です。
ナビ:日本で、最近人気の豚トロですかね。
うん。でも、日本で食べる豚トロよりももっと肉の色も身もきれいで、本当にトロみたいだね。うまみもすごくあるし、これは絶対日本人が好きな味だ。別格だね。
カブリサル(ロースの上位部分)
牛肉よりも柔らかいとも言われるカブリサルは、豚一頭に手のひらの半分ほどしかないというお肉。
と、旨みを絶賛。ナビとしては、柔らかさも誉めてあげたい。
特味 コチュジャンサンギョッサル
こちらの料理はサンギョッサルやタマネギをコチュジャンで炒めたなかなか珍しいもの。グルメなテジカルビさんもこのようなものは初めてだとか。
これは、他では見られない料理だね。写真も撮っておかなきゃ。タッカルビ(鶏肉のカルビ)のようでもあるけど、違うしね。この甘辛さは白いご飯と相性がとても合いそうだ。おいいしいね。これも、絶対日本人が好きな味だよ。純粋な意味で焼き肉とは言えないけど、これはオススメの一品だね。
この4種類を食べた時点で、ご一緒させていただいたナビはギブ状態。だって、肉ばっかり連続で食べてるんですよ!!そんなナビとは違い、さすがテジカルビさんはまだ余裕の表情。釜山入りする前に会社の健康診断で要再診がいくつもあったというのに大丈夫なのかしら???
テジカルビの豚肉三昧 二軒目 釜山大学前屋台 プチンハンチッ
「まだまだいける」と豚肉三昧に燃えるテジカルビさんが向かったのは地下鉄1号線、釜山大学駅前の屋台。こちらではカルメギサルというちょっと変わった豚肉がおつまみに登場。カルメギというのは、韓国語でカモメのこと。お肉の身を見ると、カモメが飛んでいるように見えることからこの名前が付けられたとか。こちらもテジカルビさん初対面。
カルメギサル(豚のカルビまわりの脂気の少ない部分)
とても、肉肉してるね。これは、見た目は鶏肉だね。鶏肉にしか見えない。で、食べてみると牛肉の味。豚肉だとは絶対思えないね。なんとも、不思議な肉だね。この甘めのソースも美味しいけれど、ソースをつけなくても肉だけの旨みで食べられるね。ここが1軒目だったら、もっとおいしさも感じただろうけど、2軒目だったというのが残念。
ランキング発表
いかがでしたでしょうか?豚肉だけを5種類もなんてようやるわと思われるかもしれませんが「どの豚肉も、同じ豚とは思えないぐらい、味に特徴があるので飽きを感じず食べられるね」というテジカルビさんのお言葉のように、韓国の豚肉は本当に様々で奥が深い。どれも味わう価値ありですよ。この豚肉ワールドを体験しなきゃ損です。
さて、5種類のお肉のランキングをテジカルビさんに決めて頂いた結果は以下の通りです。
1位 チョンギョッサル(1人前5,000ウォン)
2位 カブリサル(1人前4,000ウォン)
3位 カルメギサル(3人目安1万ウォン)
結局、高いもの順、珍しいもの順ということでしょうか。高い物がおいしいとは言えないですが、お金を使えば、それなりのものがもたらされるというわけでしょうね。
みなさんも、この豚肉ランキングぜひ参考にしてください!!
B級グルメも忘れない それがグルメなテジカルビさん
肉三昧になっていたテジカルビさんですが、街角や屋台で売られているB級グルメにもチェックを入れることを欠かしません。
初体験 タンコンパン(ピーナッツパン)
釜山大学前で一度は通り過ぎたものの、もう一度引き返してまで食べたのが、ピーナッツパン。(通り過ぎた後気になってか後ろをちょこちょこ振り返っている姿がかわいらしかった!!)このお菓子はその名の通り、ピーナッツ模様のベビーカステラに、細かく刻んだピーナッツが入ってるもの。
甘い物も好きだから、うん、おいしい。これは初めて食べたなあ。名前をちゃんと書いておかなきゃ。他の人に自慢できる。うれしいなあ。
おいしさよりも初めて食べてことに感激しているようでした。
屋台で韓国おでん
これは、なんだ?韓国のおでん?まあ、普通に美味しいね。
このおいなりさんは、酢飯だね。韓国で酢飯なんて感動だなあ。
あじはまあ普通ということ。おでんよりも、酢飯のおいなりさんがかなり印象深かったようです。
韓国でのグルメを楽しむテジカルビさんの次の目標は台湾での市場めぐり、そして、トルコのさばサンド(フランスパンにサバを挟んだトルコのサバサンドの情報が欲しいそうです。どなたかご存知の方がいたらぜひ御一報を)。世界を制覇する勢いの食べ歩きへの執念には頭が下がります。そして、その感想を少しでも多くの人に伝えようとしてくださるのが、なんともジェントルマンです。この豚肉三昧を初めとして、今回の釜山滞在で訪れた釜山の食堂についてもテジカルビさん自ら、掲示板に率直な感想を書き込んでいらっしゃるのでぜひそちらも参考に。親心(?)から生まれる掲示板の書き込みは、本当に役に立ちますよ。
ナビは台湾の夜市、トルコのさばサンドも良いですが、韓国をまだ捨てないでくださいね、また、釜山で食べ歩きをしてくださいねとお願いしたい思いでいっぱいです。でも、会社の再診はどうだったのかしら?コレステロール大丈夫かしら?以上、プサンナビのユカユカがお伝えしました。
関連タグ:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2003-03-27